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プーチン氏、「米が相応の措置取れば、サイバー犯罪者引き渡す」

プーチン氏、「米が相応の措置取れば、サイバー犯罪者引き渡す」

Posted June. 15, 2021 09:45,   

Updated June. 15, 2021 09:45

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ロシアのプーチン大統領が、米ロ首脳会談を3日後に控え、ロシアのサイバー犯罪者を米国に引き渡すこともあり得ると話した。ただし、米国もこれに相応する措置を取らなければならないと条件を付けた。

プーチン氏は13日、ロシア国営テレビのロシア1とのインタビューで、「(米ロ首脳会談で)犯罪人引き渡しで合意すれば、ロシアももちろん、それに応じる」と話した。そして、「これは米国も同じようにロシアにサイバー犯罪者を引き渡すことに同意すれば、ということになる」と付け加えた。

プーチン氏は、「サイバー犯罪は現代の最重要テーマの一つ」とし、最近米企業がロシアのハッカー集団と推定される勢力にサイバー攻撃を受けた事件に迂回的に触れた。そして、「どんなシステムでも連結が断たれる場合、重大な結果につながる可能性がある」とし、「これが可能だということが証明された」と強調した。

先進7ヶ国(G7)首脳会議を終えたバイデン氏は13日、英コーンウォールで開かれた記者会見で、サイバー犯罪者引き渡しをめぐるプーチン氏の発言を受けて、「潜在的に両国の関係が発展できるという良い兆し」と話した。また、「米国でハッカーがロシアに対して犯罪をしたなら、私は彼らに責任を問う」と付け加えた。

プーチン氏が12日に、米ロ関係が「この数年間で、最も悪い」と話したことに対しては、「そのとおりだ。最悪の状態(a low point)」と同意した。それして、「これは、プーチン氏が国際ルールに合致する行動を取るかにかかっている。多くの場合、そうではなかった」とし、関係悪化の責任がプーチン氏にあるとした。両国首脳は16日、スイス・ジュネーブで首脳会談を行う予定だ。


李恩澤 nabi@donga.com