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尹錫悦氏が初の公開活動、「歩んでいく道を見守ってほしい」

尹錫悦氏が初の公開活動、「歩んでいく道を見守ってほしい」

Posted June. 10, 2021 08:26,   

Updated June. 10, 2021 08:26

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野党の大統領候補に浮上した尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長が9日、独立活動家、友堂(ウダン)・李会栄(イ・フェヨン)先生記念館の開館式に参加した。開館式の参加を事前に明らかにした初の公開活動だ。尹氏は同日、「私が歩いていく道を見守ってほしい」とし、本格的な政治活動を予告した。

尹氏は、9日午後2時、ソウル中区(チュンク)の南山芸場(ナムサン・イェジャン)公園で開かれた独立活動家、友堂・李会栄先生記念館の開館式に参加する前、野党「国民の力」に入党するかどうか尋ねる記者らの質問に、「今日初めてこのように出てきたが、私が歩いていく道を見れば分かるだろう」と話した。

「本格的な政治活動をいつ始めるのか」と問われ、「国民の期待や懸念を全てわかっている。もう少し見守ってほしい」と述べた。尹氏の「国民の力」への入党と政治デビューの日程をめぐって、野党議員らと尹氏の側近の言葉が異なり、混乱していたこともあり、「攻撃を避けるために身を潜めているのではないか」という批判も受けてきた。尹氏は、捜査と裁判を受けている義母に対する疑惑と今後の日程に関する質問には沈黙した。

友堂記念館の開館式に出席した理由について、尹氏は、「幼い頃から大人から友堂の人生を聞いて強烈な印象を受けてきた」と説明した。尹氏は、友堂の曽孫子の李喆雨(イ・チョルウ)延世(ヨンセ)大学教授と幼年期から懇意にしている。また、尹氏は「友堂とその家族の人生は厳しい亡国の状況で「ノブレス・オブリージュ」(指導層が持つ道徳的義務)を象徴する」とし、「一国がどのような人物を輩出するかとともに、どのような人物を記憶するかによって、その存在があらわれる。友堂先生の記念館開館は大変意味深い、非常に喜ばしいこと」と述べた。

尹氏は、4・7再補欠選の事前投票の日の4月2日、父親の尹起重(ユン・キジュン)延世大学名誉教授と投票場に現れた後2ヵ月間、公式の席上に姿を見せなかった。記念式には、「国民の力」所属の呉世勲(オ・セフン)ソウル市長、与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表が出席し、尹氏と握手した。記念式会場で、尹氏は友堂先生の孫の李鍾贊(イ・ジョンチャン)元国家情報院長の隣に座った。友堂先生の孫の「共に民主党」の李鍾杰(イ・ジョンゴル)元議員も参加した。

記念式会場では、尹氏の支持勢力と反対勢力が互いを罵倒し、騒乱が起こった。支持勢力は、「尹錫悦大統領」、「大統領にふさわしく優遇せよ」と叫んだが、反対の側からは、「尹錫悦を拘束せよ」、「憲法を否定し(朴槿恵前)大統領をあのように(拘束)して、どうして大統領になれるのか」と叫び、主催側が制止する場面もあった。


全主榮 aimhigh@donga.com