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金広鉉、6回に痛恨の逆転2ラン浴びて2連敗

金広鉉、6回に痛恨の逆転2ラン浴びて2連敗

Posted May. 26, 2021 08:13,   

Updated May. 26, 2021 08:13

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1-0でリードしていた6回裏、2死走者一塁。シーズン初のクオリティースタート(QS)にアウト一つだけを残して、セントルイス・カージナルスのマイク・シルト監督はマウンドに向かい、金広鉉(キム・グァンヒョン、33)の状態を確かめた。交代タイミングを確認する監督の質問に、金広鉉は「最後までイニングに全うしたい」と答えた。ヤディア―・モリーナ捕手と内野手に励まされながら、金広鉉は再び投手板を踏んだ。

しかし、結果的にその打席一つが悔やまれた。同日、3度目の打席に入った新人アンドリュー・ボーン(23)に3球目のチェンジアップを投げたが、左フェンスを越える逆転2ランを浴びたのだ。金広鉉は、悔しさのあまりマウンドに座り込んだ。後続のレウリー・ガルシアも四球で出塁させ、6回を全うできずに降板した。

シーズン2勝目に挑戦したセントルイスの左腕金広鉉がホームラン1本で崩れて2敗目を喫した。金広鉉は25日、イリノイ州シカゴにある敵地ギャランティード・レート・フィールドで行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に先発登板し、5回と3分の2を投げ、5安打(1本塁打)3四球5奪三振3失点を記録した。チームは1-5で敗れた。17日のサンディエゴ・パドレス戦で大リーグ進出以来初の敗戦を記録したのに続く2連敗だ。防御率は2.73から3.09へ上がった。

前日まで左腕投手を相手にチーム打率1位(.285)を記録していたホワイトソックス打線を相手に、金広鉉は5回まで無失点で安定した投球をした。しかし、前日にニューヨーク・ヤンキースの特級クローザー、アロルディス・チャップマンを相手にシーズン初本塁打を放ったボーンを越えることはできなかった。2回裏の初対決でも、ボーンにスライダーを投げて2塁打を許した。

金広鉉は、試合後に「6回を終えられなかったのは悔しい。次戦ではより多くのイニングを投げられるよう努力したい」と話した。同日の試合では、大リーグデビュー以来最多となる104球を投げたが、金広鉉は、まだイニングイーターとしての信頼は得られていない。17日のサンディエゴ戦では3回と3分の1で71球を投げて降板した。右打ち打者に備えて普段よりカーブ(16%)とチェンジアップ(12%)の割合を増やした金広鉉だが、「結果的にチェンジアップが真ん中に入って本塁打を許した。教訓にしたい」とコメントした。


姜泓求 windup@donga.com