
黄喜燦 (ファン・ヒチャン=25、RBライプツィヒ)がドイツ舞台で初優勝に挑んだが、失敗した。
ライプツィヒは14日、ドイツ・ベルリンで行われたDFBポーカル決勝戦で、アーリング・ハーランド(21)とジェイドン・サンチョ(21)がそれぞれ複数ゴールを決めたドルトムントに1-4で敗れた。ライプツィヒは2009年のクラブ創設以来初となる同大会の優勝を狙ったが、準優勝に止まった。
準決勝で1ゴール1アシストを記録し、チームの決勝進出に決定的な役割を果たした黄喜燦(ファン・ヒチャン)は同日、アレクサンダー・セルロートとツートップで先発出場し、期待を集めた。しかし、得点に絡めず前半45分を終え、後半開始とともにクリストファー・エンクンクと交代した。
ドルトムントは前半5分、サンチョが先制ゴールを決めたのに続き、前半28分にハーランドが追加点を挙げ、早くも勝機をつかんだ。さらに前半46分にサンチョが1点を追加して前半を3-0でリードした状態で終えた。ライプツィヒは後半26分、ダニ・オルモが1点を追い上げたが、ハーランに後半42分にさらに1ゴールを許して完敗した。ドルトムントの浮上する同い年のスタープレイヤー、サンチョとハーランドは、改めて絶好調の技量を披露し、欧州の名門クラブが注目する人材としての存在感を見せつけた。
黄喜燦は過去、ザルツブルク(オーストリア)時代に同じチームで活躍したハーランドと先発対決をしたが、これといった機会をつかめなかった。黄喜燦のパスミスが原因となって、前半28分にハーランドにゴールを与える場面もあった。
ドルトムントは4年ぶり通算5度目のDFBポカール優勝を獲得した。ライプツィヒはブンデスリーガ優勝をバイエルン・ミュンヘンに渡した後、DFBポカールの優勝に全力で臨んだが、うなだれた。昨年、ライプツィヒに移籍した黄喜燦も、ドイツ舞台での初のメジャー大会優勝はお預けとなった。
李元洪 bluesky@donga.com