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米ディズニーランド、412日ぶりに営業再開

米ディズニーランド、412日ぶりに営業再開

Posted May. 03, 2021 08:16,   

Updated May. 03, 2021 08:16

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新型コロナウイルスのワクチン接種で成果を出している米国、英国で、社会が正常化に戻りつつある。米有名テーマパークのディズニーランドは昨年3月14日以来412日ぶりに営業を再開した。英リバプールのクラブでもマスクをしていない約3千人がひしめき合って踊りと音楽を楽しんだ。

 

米紙ロサンゼルス・タイムズなどによると、新型コロナウイルスの感染拡大で営業を停止していた米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドは、4月30日に営業を再開した。入場はカリフォルニア州の住民に限定され、最大収容人員の25%を上限に受け入れることを決めたが、6月末までの向こう7週間の予約がすでに埋まったという。多くのアトラクションに乗ることができるが、入場者が密集するパレードや花火は禁止される。入場者のマスク着用と体温測定も必須だ。食事は指定された場所に限定される。

1955年に開場したディズニーランドは、コロナ禍以前に、ケネディ大統領暗殺(1963年)、LA大地震(94年)、9・11テロ(2001年)の3回だけ営業を停止したことがある。当時の営業停止は1日だけだったが、前代未聞のコロナ禍で1年以上休園することとなった。

英保健当局も同日、新型コロナウイルス検査で陰性の判定を受けた約3千人がマスクを着用せずリバプールのクラブに集まることを許可した。当局は、5日間参加者の動線を追跡し、大規模イベントでの新型コロナウイルスの感染拡大の可能性を分析する計画だ。

両国が社会の正常化に動き出したのは、十分なワクチン接種による自信の表れとみられている。米疾病予防管理センター(CDC)の統計によると、1日現在、米成人のうちワクチンを2回接種した人は1億275万人で、全成人の約4割にのぼる。65歳以上の69.3%が2回目の接種を終えた。英国も、4月30日基準で全成人の65%、50歳以上の95%が1回目のワクチン接種を終えた。

教育、スポーツ分野の日常を取り戻しつつある。バイデン米大統領は4月30日、NBC放送のインタビューで、「現在、部分的に行われている対面授業が今秋には週5日再開しなければならない」との考えを明らかにした。英保健当局も、新学期が始まる9月からは12歳以上にもワクチンを接種する方針だ。感染者の発生で学校が休校になる悪循環を阻止するための措置だ。

 

メジャーリーグベースボール(MLB)のアトランタ・ブレーブス、米メジャーリーグサッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドは5月から観衆を定員の100%受け入れることを決めた。米中部ケンタッキー州ルイビルでは1日、有名な競馬大会「ケンタッキーダービー」が数千人の観衆が見る中、開催された。米デルタ航空は今週から3列席などの中央の座席も提供する方針だ。世界の公演芸術の中心地であるニューヨーク当局は9月、ブロードウェイの劇場の運営再開に向けて従業員のワクチン接種を急いでいる。

英政府も、新型コロナウイルス感染者と接触した人に義務づけた「10日間の自己隔離」の代わりに、「7日間の新型コロナウイルス診断検査」を実施することを検討していると、BBCなどが1日付で報じた。陰性の場合は隔離なく出勤、登校が可能だ。BBCは、「自己隔離で生計や学業、保育など生活が困難な人のための措置」とし、この政策が成功すれば自己隔離の代案になると期待している。


金潤鍾 zozo@donga.com