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128年間不変の投本間の距離、大リーグが独立リーグで18.44mの変更をテスト

128年間不変の投本間の距離、大リーグが独立リーグで18.44mの変更をテスト

Posted April. 16, 2021 08:18,   

Updated April. 16, 2021 08:18

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大リーグ(MLB)事務局が野球の面白さを増大を図り、大実験を行う。投本間の距離を現行より30センチほど伸ばすことになる。投手とホームの距離、さらに正確に言えば投球板からホームプレートの後ろまでの距離は約18.44メートル(60フィート6インチ)だ。128年前の1893年に決めて以来、今まで使われてきた。

ところが、MLB事務局は15日、今年下半期から独立的に運営されるアトランティックリーグで、これを約18.75m(61フィート6インチ)へ30センチほど伸ばすと発表した。このように革命的な実験に踏み切る理由は、三振が増えてインプレー打球が減り、ファンの興味をそぐ判断のためだ。

実際、投手のボールスピードが上がるにつれ、三振は大きく増えた。昨年、大リーグ投手のファストボールの平均球速は93.3マイル(約150.15km)だったが、打席当たり奪三振率は23.4%に達した。15年前の2005年は16.4%だった。大リーグ投手の身長が以前より高くなったのも理由だった。

マウンドを後ろに下げる実験を下半期から行うのは、上半期のデータと比較するためだ。上半期には普段通り18.44mの距離で投球する。

MLB事務局は、これとともにシーズンを通して指名打者と先発投手の交代を連携する「ダブルフック」も実施することにした。ダブルフックは、先発投手を交代したチームは、その時点から指名打者制が解除される制度だ。指名打者の打順には代打やリリーフ投手を入れなけれならない。MLB事務局は、「先発投手の価値をもう少し高めようという試みだ」と説明した。


李憲宰 uni@donga.com