Go to contents

プロ野球界が呉世勲市長にインフラ改善公約の実現を促す

プロ野球界が呉世勲市長にインフラ改善公約の実現を促す

Posted April. 09, 2021 07:53,   

Updated April. 09, 2021 07:53

한국어

「7日の補欠・再選挙で当選した呉世勲(オ・セフン)ソウル市長と朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山(プサン)市長が韓国野球委員会(KBO)に約束した野球インフラ改善に関する発言を任期内に積極的に実践することを願う」

韓国プロ野球選手協会は8日、「(二人の新市長が選挙戦で公約した)発言が、得票を意識したものではなく、国内プロ野球の発展と裾野拡大への真剣な検討につながることを望む」と訴えた。呉市長は選挙戦で、ソウル蚕室(チャムシル)球場の新築計画を速やかに推進するとKBOに約束し、朴市長は釜山社稷(サジク)球場を複合マルチフレックスに開発すると発表した。

球界の関係者は、「韓国のプロ野球は基本的に市がオーナーである球場を球団が借りている形だ。そのため、市の球場管理に不満があっても、きちんと意見を伝えにくいのが現実だ」とし「新型コロナウイルス禍で観客の入場が制限され、球団が財政的困難に直面しているだけに、二人の市長が球場使用料の再調整問題などにもう少し関心を傾けてほしい」と話した。

これに対し、呉市長は「高尺(コチョク)スカイドームも入れた球場使用料や売店賃貸料の減免案について前向きに検討する」という意向を示したが、朴市長は「慎重な検討と社会的合意が必要だ」と原則的な立場を示している。

プロ野球だけでなくスポーツ界では特に、呉市長に体育発展にもう少し配慮してもらいたいと希望する声が少なくない。呉氏が以前市長を務めた2006年から2011年まで、韓国スポーツの聖地とも言える東大門(トンデムン)運動場を取り壊し、東大門デザインプラザ(DDP)を建設した他、「韓国テニスの産室」である奨忠(チャンチュン)コートも「南山本来の姿を取り戻すプロジェクト」の一環として閉鎖計画を樹立した経緯があるからだ。


黃奎引 kini@donga.com