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北朝鮮「東京五輪不参加」宣言、韓国の南北対話計画に影響

北朝鮮「東京五輪不参加」宣言、韓国の南北対話計画に影響

Posted April. 07, 2021 07:23,   

Updated April. 07, 2021 07:23

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北朝鮮が、新型コロナウイルスの問題を理由に7月に開催予定の東京五輪への不参加を宣言した。東京五輪を南北、米朝対話を再開する契機に考えていた文在寅(ムン・ジェイン)政府の「第2の平昌(ピョンチャン)五輪」構想も失敗に終わる可能性が高まった。

北朝鮮体育省は6日、ウェブサイト「朝鮮体育」を通じて、「北朝鮮オリンピック委員会は3月25日の総会で、悪性ウイルスの感染症による世界的な公衆衛生危機の状況から選手を保護するため、委員の提案に基づき、第32回五輪競技大会への不参加を討議決定した」と明らかにした。北朝鮮が夏季五輪に参加しないのは、1988年のソウル五輪以来33年ぶり。

当惑する内部の雰囲気を反映したように、大統領府は、北朝鮮の不参加宣言に対する公式の立場を明らかにしなかった。統一部は、「東京五輪が韓半島の平和と南北の和解協力を進展させる契機になることを願ったが、新型コロナウイルスの状況で思うようにいかず、残念だ」と明らかにした。


權五赫 hyuk@donga.com