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GSエネルギー、ベトナムに大型LNG発電所を建設

GSエネルギー、ベトナムに大型LNG発電所を建設

Posted March. 23, 2021 08:11,   

Updated March. 23, 2021 08:11

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GSエネルギーは、韓国企業では初めてベトナム液化天然ガス(LNG)発電所の事業者に選ばれたと、22日発表した。

同日、GSエネルギーによると、ベトナム政府当局はLNG複合火力発電所の事業者選定を公式発表する行事を、ベトナム南部地域のロンアンで21日開催した。GSエネルギーの許榕秀(ホ・ヨンス)社長が映像でメッセージを伝え、ベトナムのグエン・スアン・フック首相などの主要関係者が行事に出席した。

GSエネルギーは2019年11月、ベトナム最大手の資産運用会社・ビナキャピタルと戦略的提携を結び、ロンアンに3GW(ギガワット)規模の超大型LNG複合火力発電所を建設して、運営する事業を推進してきた。今回の事業者選定でその実を結んだことになる。3GWは原発3基の容量に匹敵する発電量だ。

ベトナムは急速な経済成長を見せ、電力需要が急増したため、電力難が深刻化している。また、ベトナム政府は、炭素排出などの環境汚染問題を緩和するため、従来の石炭発電をLNG発電に変更する燃料転換を進めている。

GSエネルギーによると、今回のプロジェクトで生産される電力は、ベトナム電力公社と電力購入契約を結び、販売される予定だ。またGSエネルギーは、発電燃料であるLNGを独自に導入し、貯蔵・気化設備まで同時に運営することでLNGバリューチェーンを構築する「ガス・トゥ・パワー・プロジェクト(Gas to Power)」へと事業を拡大していく計画だ。

GSエネルギーの許榕秀社長は、「今回の事業者選定は、新南方政策など政府の積極的な外交支援も大きな役割を果たした」とし、「特にエネルギー転換過程で架け橋の役割を果たすLNG発電分野で海外に進出しただけに、プロジェクトを成功的に終え、大韓民国とGSエネルギーのエネルギー事業力量がグローバル水準であることを示す契機にしたい」と語った。


郭道英 now@donga.com