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米国防長官「戦作権移管の条件を満たすに時間かかる」

米国防長官「戦作権移管の条件を満たすに時間かかる」

Posted March. 19, 2021 08:23,   

Updated March. 19, 2021 08:23

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オースティン米国防長官は18日、韓米外交・国防長官(2+2)会談直後の共同記者会見で、「戦時作戦統制権(戦作権)移管の条件を(韓国軍が)充足するには時間がかかるだろうが、移管の過程で(韓米)同盟はさらに強化されるだろう」と述べた。

戦作権の移管は、韓米の当初の合意どおり「条件に基づいて」推進されなければならないということを明確にしたのだ。同日発表された会談の共同声明も、「両長官は、条件に基づいた計画によって戦作権を移管するという確固たる意志を再び強調した」と指摘した。

軍関係者は、「韓国軍が、条件が充足されていない状態で、時期を決めて戦作権の移管を強行しないということを再確認した」と伝えた。戦作権移管の3大条件は、「連合防衛の主導に必要な韓国軍の軍事能力」、「北朝鮮の核・ミサイル脅威への対応能力」、「戦作権移管に合致した韓半島および域内の安保環境」。

米国のこのような立場は、前日(17日)にソウル龍山区(ヨンサンク)の国防部庁舎で開かれた韓米国防長官会談でも感知された。徐旭(ソ・ウク)国防部長官は、1時間の会談のかなりの部分を迅速に戦作権を移管する必要性の説明に割いたという。しかし、オースティン氏は黙って聞くだけで、隣の席のエイブラムス韓米連合軍・在韓米軍司令官ロが条件充足の重要性に言及したという。

米朝非核化交渉などで4年間、縮小されてきた合同軍事演習の正常化を問う取材陣の質問にオースティン氏は、「今後の演習計画や様相については、韓米共同の決定事案であり、韓国側指揮部と協力していく」としながらも、「準備態勢は韓米の最優先課題」と強調した。トランプ前政権のように合同軍事演習を北朝鮮との交渉の手段に活用しない考えを示したのではないかという観測が流れている。


尹相虎 ysh1005@donga.com