Go to contents

「クアッド」4ヵ国首脳、「柔軟なグループ、協力歓迎」

「クアッド」4ヵ国首脳、「柔軟なグループ、協力歓迎」

Posted March. 16, 2021 08:09,   

Updated March. 16, 2021 08:09

한국어

中国牽制に向けた日米豪印4ヵ国の連携枠組み「QUAD(クアッド)」の首脳たちが13日(現地時間)、米紙ワシントン・ポストに連名の寄稿を載せ、クアッドの開放性と拡張性を強調した。画像で行われた初のクアッド首脳会議の翌日、4ヵ国首脳がメディアへの寄稿という異例の形式で、クアッドと域内の他の国家の協力の必要性を主張したのだ。

クアッドの首脳たちは、「4ヵ国は自由で開放的で安全で繁栄するインド太平洋地域に取り組くむ」と題する寄稿文で、「クアッドは共同のビジョンの増進、平和と繁栄の保障に取り組む志を同じくするパートナーの柔軟なグループ」と明らかにした。「私たちは、このような目標を共有するすべての人々と協力する機会を歓迎し、追求する」とし、クアッドが閉鎖的な連携枠組みではないことを強調した。

これは、クアッドが排他的な安保協力体と認識されたり、このために4ヵ国に含まれなかった国々が協力から遠ざかることを警戒したものとみられる。韓国をはじめ他の国家に参加を間接的に迫り、促すメッセージと見ることができる。米国は、韓国やニュージーランド、ベトナムまで含むいわゆる「クアッドプラス」を構想しているという。

首脳たちは、クアッドが2004年のスマトラ島沖地震の事態の対応のために作られた連携枠組みという点を想起させ、「インド太平洋の相互連結と機会が開かれる新しい時代に、私たちは再び召喚され、域内を支援するために共に行動する」と強調した。首脳たちは寄稿を通じて、パンデミックの対応や気候変動への協力など、クアッド首脳会議で議論された内容も詳細に説明した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com