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LG、米バッテリー工場の新設に5兆以上を投資

LG、米バッテリー工場の新設に5兆以上を投資

Posted March. 13, 2021 08:19,   

Updated March. 13, 2021 08:19

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LGエネルギーソリューションが5兆ウォン以上の大規模な投資を通じて、米国内生産施設の構築に乗り出す。米国市場で主導権を固め、SKイノベーションと行っている紛争で優位に立つための布石という分析が出ている。

LGエネルギーソリューションは、2025年まで5兆ウォン以上を投入して、米国に70GWh(ギガワット時)以上のバッテリー生産能力を追加で確保する計画だと、12日発表した。従来のミシガン工場(5GWh)と合計すれば、LGエネルギーソリューションは、米国だけでも75GWhを超える独自の生産能力を持つことになる。これらの工場では、既存の主力製品である電気車やエネルギー貯蔵装置(ESS)用ポーチバッテリーだけでなく、ローズタウンモーターズ、プロテラなど、電気車のスタートアップを中心に需要の大きい円筒型バッテリーも生産する。工場雇用人員と工場建設に投入される人員を合わせて、1万件以上の雇用を創出すると予想される。

LGエネルギーソリューションは、上半期(1-6月)に2カ所以上の工場候補地を選定する計画だ。新しく建設する工場は、100%再生可能エネルギーのみで運営するという計画だ。また、ジェネラルモーターズ(GM)と共に設立した合弁法人(JV)「アルティウムセルズ」第2工場への投資規模や敷地も、上半期に確定する。

今回の投資で、LGエネルギーソリューションは、急成長が予想される米電気車、ESS市場でトップの座を強固にするだろうという予測が出ている。米国際貿易委員会(ITC)のバッテリー紛争で敗訴し、米政府に拒否権行使を要請しているSKイノベーションに対する防御のためという分析もある。バッテリー工場の稼動中止は、米経済に否定的に働くだろうという主張に立ち向かい、自社の投資拡大を通じて十分バッテリー需要への対応が可能だと強調したという。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com