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北朝鮮の最高位層、アリババやアマゾンでネットショッピング

北朝鮮の最高位層、アリババやアマゾンでネットショッピング

Posted February. 25, 2021 08:10,   

Updated February. 25, 2021 08:10

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住民の多くがインターネットへのアクセスが厳しく制限された北朝鮮で、ごく少数の支配層は西側のソーシャルメディアを使ってオンラインショッピングをするなどインターネットに自由にアクセスしているという分析が公開された。

米セキュリティ企業「レコーデッド・フューチャー」のプリシラ・モリウチ上級研究員は22日(現地時間)、2017年から最近までの北朝鮮のネット通信を分析した結果、このように明らかになったと、ドイツ誌シュピーゲルとのインタビューで明らかにした。モリウチ氏によると、北朝鮮の政治軍事エリートは、フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどのソーシャルメディアをしばしば使い、ネットでビデオゲームもした。モリウチ氏は、「商品がどのように配送されるのかは分からないか、彼らは(電子商取引会社)アリババやアマゾンでショッピングもした」と明らかにした。

 

北朝鮮でインターネットは、閉鎖された内部のイントラネット「光明(クァンミョン)」にアクセスして使用することができるという。しかし、ごく少数のエリートは、「光明」ではなくグローバルインターネットに制限なくアクセスする権限を持っていると、モリウチ氏は分析した。モリウチ氏によると、彼らは、ロシアや中国の会社が運営する2つのケーブルネットを使ってインターネットにアクセスした。

昨年発表された報告書「北朝鮮が不正体制のツールとしてインターネットをどのように革命化したか」で、モリウチ氏は、17年からの3年間で北朝鮮の支配エリートのネット使用量が約300%増加したと明らかにした。北朝鮮の支配層は、ネットを単なる余暇ではなく、「日常業務の道具」」として使っている可能性が高いと分析された。17年には、週末と平日の夕方以降にネットの使用量が多かったが、19年には平日昼間の使用量が最も多いことが分かった。

モリウチ氏は、北朝鮮が新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の技術をハッキングで盗もうとしたというニュースを受けて、「予想していたこと」と話した。


趙鍾燁 jjj@donga.com