孫興民「結婚？最高の選手になってから」 ＩＯＣチャンネルが特集

「孫興民は結婚するでしょうか？いいえ、恐らく後になるでしょう」

国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が運営するオリンピックチャンネルは１０日、「孫興民と関する８つの興味深い事実」というタイトルで孫興民（ソン・フンミン＝２９，トッテナム・ホットスパー）の過去と現在を特集で取り上げた。

一番最初に取り上げたのは、孫興民が子供の時にサッカー選手出身の父と一緒に、１日４時間のトレーニングをしたという話。孫興民は「歩き始めた時から、（父が）ボールを蹴らせた」と話した。大人になれば親から独立する欧米とは違い、今も両親と一緒に過ごしている姿が新鮮に見えたのだろう。同チャンネルは、こうしたことと共に「両親は自分がサッカーができるように傍でサポートしてくれている。両親は、お二人の人生を放棄して、僕をサポートするためにここ（英国）に来た」という孫興民のコメントを伝えた。

ファンが最も関心を示しているのは、いつ結婚するかだ。孫興民は、比較的若いうちに結婚する海外の選手たちとは違ってまだ未婚だ。孫興民は、「最高レベルのリーグと試合でプレーしたいし、最高の選手になりたい」とし、「現役を引退した後、または３３歳か３４歳になれば、妻や子供など家族と長い時間を一緒に過ごせると思う」と語った。

孫興民が防弾少年団（ＢＴＳ）より影響力が大きいという話にも同チャンネルは注目した。韓国文化体育観光部と韓国スポーツ政策科学院が昨年１２月に発表した報告書に触れ、「孫興民の経済的効果はＢＴＳを大きく上回る」とし、「彼のもたらす経済的効果は１兆９８８５億ウォンと試算され、ＢＴＳの１兆７１２５億ウォンより高い」と説明した。

孫興民効果で英国より韓国にトッテナムファンが多いことも興味深い。同チャンネルは、「ロイター通信の報道によると、人口５２００万の韓国で１６歳から６９歳までの韓国人の２１．４％がトッテナムファンだと報じたが、これは約１１００万に当たる人数だ」だとし、「孫興民というスタープレイヤーのお陰でトッテナムは韓国でプラス効果を得た」と伝えた。

この他にもトッテナムの熱烈なファンである英国のシンガーソングライター、デクラン・マッケンナーが孫興民から霊感を受けて「ソニー（Ｓｏｎｎｙ＝孫興民の愛称）」を作曲してアルバムを発表した話、サッカーに集中するため１６歳で学校を中退してドイツのハンブルクユースに入団したこと、２０１６年のリオデジャネイロ・オリンピック８強で敗退した後涙を流した話なども紹介した。


金東昱 creating@donga.com