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ゲームストップ株が乱高下、44%暴落の翌日に68%高騰

ゲームストップ株が乱高下、44%暴落の翌日に68%高騰

Posted February. 01, 2021 08:28,   

Updated February. 01, 2021 08:28

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韓国内で海外株式に投資する「西学アリ」が、空売り勢力と個人投資家の間で攻防を繰り広げていた米ビデオゲーム流通会社・ゲームストップ株式を、一日に1500億ウォン以上取引していたことが分かった。ゲームストップの株価が大幅に乱高下し、国内投資家らが被害をこうむりかねないという懸念が出ている。

31日、韓国預託決済院によると、先月29日基準で預託院を通じたゲームストップの決済金額は1億3968万ドル(約1560億ウォン)と集計された。国内投資家らが最も多く保有している海外株式の米電気自動車メーカー・テスラ(1億2386万ドル)を抜き、1日の決済金額でトップについた。これは3位のアップルの1日決済金額(6632億ドル)の2倍を越える規模だ。

西学アリたちは同日、ゲームストップ株を売り越した。株価が大幅に上昇した時、差益の実現に乗り出したものと見られる。先月29日基準で、西学アリらのゲームストップの売り越し金額は5396万ドル(約604億ウォン)だった。これは米現地時間で先月26日の取引に当たる。この日、ゲームストップの株価は前日比92.71%高騰した。ゲームストップの株価が先月21〜25日に40〜70ドルにとどまったことを考慮すれば、先月26日以前に安値で買い付けた国内投資家が大勢差益を実現したものと解釈される。

ヘッジファンドなどの空売り勢力に立ち向かった米個人投資家たちの集中的な買い注文が殺到したゲームストップの株価は、高い変動性を見せている。当面、このような株価の乱高下は繰り返されるものと見られ、投資リスクも高まると見られる。キウム証券のキム・ジサン・リサーチセンター長は、「ゲームストップの株式は個人投資家とヘッジファンドの力比べのため、変動性が大きい状況だ」とし、「変動性に基づいた投資は危険が大きい可能性がある。企業価値を冷静に検討し、投資に乗り出す必要がある」と強調した。


朴熙昌 ramblas@donga.com