カナダ空港入国時のコロナ検査を義務付け

カナダがすべての航空便の入国者に対して、新型コロナウイルス検査を義務付ける。これまでは出発地の搭乗時間を基準に７２時間内に発給された「新型コロナの陰性確認書」を提出すれば良かったが、入国防疫をさらに強化するということだ。検査費用と結果が出るまで泊まるホテルの宿泊費まで入国者に負担するようにした。陸路入国の旅行者らにも、陰性確認証明書の提示を義務付けることにした。

ジャスティン・トルドー首相は先月２９日（現地時間）、オタワの官邸で記者会見を開き、「変異ウイルス流入を防ぐために防疫措置を強化することにした」とし、入国者全員に対する検査義務化の措置を発表した。ＢＢＣなどによると、今回の措置は数週間以内に始まるものとみられるが、入国者は空港到着後検査を受け、結果が出るまで政府指定のホテルで３日間泊まらなければならない。検査費用やホテルの宿泊費などを旅行者が負担しなければならないが、２０００カナダドル（約１７４万ウォン）程度になる見通しだ。

カナダは先月３０日から４月末まで、メキシコ、カリブ海地域を往来する自国航空機の運航を禁止した。メキシコとカリブ海地域は、冬の休暇シーズンにカナダ人の往来が多い所だ。トルドー首相は、「今の国内外の新型コロナの状況は、飛行機に乗ってはいけない水準だ」と述べた。


金民 kimmin@donga.com