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米、教師より喫煙者にワクチン優先接種で論議

米、教師より喫煙者にワクチン優先接種で論議

Posted January. 18, 2021 07:59,   

Updated January. 18, 2021 07:59

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米国の一部の州が、新型コロナウイルスの感染時に重症化する危険が大きいという理由で、教師など必須職種の従事者よりも喫煙者にワクチンを優先接種し、議論になっている。

 

16日、CNNなど外信によると、現在、ニュージャージーやミシシッピなど一部の州は、最優先順位(保健医療従事者、長期介護施設の入居者)のワクチン接種後、65歳以下の喫煙者にワクチンを接種している。米疾病予防管理センター(CDC)は、ワクチン接種の優先順位のガイドラインで65歳以下でも喫煙者は重症化する危険が大きいと判断し、早期にワクチンを接種するよう勧告している。ガイドラインは参考資料にすぎず、優先順位の最終決定は州が行う。

教師の団体などは、喫煙者を教師のような必須職種従事者よりも優先したことを批判している。ニュージャージー教育連合会は、「私たちはパンデミックの初期から教師の優先接種を主張してきた」とし、「これは安全な対面教育に戻るために重要だ」と強調した。ニュージャージー州のバーゲン郡教育連合会の会長も、「教師は、生徒や同僚と校舎で接触して働いている」とし、「(喫煙者優先接種は)失望と挫折感を与えた」と述べた。

喫煙者優先接種をめぐる論議を受け、ニュージャージー保健省は、「喫煙者が新型コロナウイルスにかかれば症状が悪化するスピードが速い」とし、「私たちの目標は、できる限り多くの命を助け、高危険群のワクチン接種を促進すること」と明らかにした。ミシシッピ州のテイト・リーブス知事も、「批判は理解するが、ワクチンが限られている現在、患者の急増を阻止し、命を救い、病院を守ることが優先だ」と述べた。


任寶美 bom@donga.com