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ITのNCとKポップのCJ、グローバルコンテンツビジネスでMOU

ITのNCとKポップのCJ、グローバルコンテンツビジネスでMOU

Posted January. 06, 2021 08:11,   

Updated January. 06, 2021 08:11

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NCソフトとCJ・ENMが、グローバル・コンテンツ・プラットフォーム事業のために手を組んだ。NCの情報技術(IT)のノウハウとCJENMのエンターテイメントビジネス経験を結合して、激しいグローバルコンテンツ市場でコア力量を確保するという戦略だ。

NCは5日、CJ・ENMとコンテンツおよびデジタルプラットフォーム分野での事業協力のための覚書(MOU)を交わしたと発表した。両社は年内に合弁法人を設立することを決定した。NC側は、具体的にどんな事業を展開する計画かは明らかにしなかった。

業界では今年初め、Kポッププラットフォームの発売を控えたNCと、昨年「KCON:TACT」、「2020エムネットアジアンミュージックアワード」などのコンサートを非対面で行ったCJ・ENMの利害関係が合致したという分析が出ている。NCはCJ・ENMのエンターテインメントコンテンツとビジネスノウハウが、CJ・ENMはNCのIT技術力が競争力確保のために必要だったという。

NCは、1〜3月期中にKポップエンターテインメントプラットフォーム「ユニバース(UNIBERSE)」を披露する計画だ。ユニバースは、ファンとKポップアーティストがオンライン・オフラインでコミュニケーションできるファンダムプラットフォームだ。カン・ダニエル、MONSTA・X、IZ*ONE、宇宙少女などの参加が予定されている。NCは昨年11月中旬から事前予約を受け付けたが、1カ月間で186カ国で予約者が100万人を突破した。合弁法人が設立されれば、NCのデジタルエンターテインメント事業に、CJ・ENMが保有するKポップスターの知的財産(IP)とコンテンツ開発力が活用される見通しだ。

新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)が長期化するにつれ、エンターテインメント業界でもITの重要性がさらに高まっている。ここ数年、NCは人工知能(AI)、次世代グラフィック、サウンドなどの技術開発に力を入れた。人物や物を多数のカメラで撮影し、3次元(3D)でスキャニングして即座でモデルを作る技術も備えている。CJ・ENM音楽コンテンツ本部のイ・ソン音楽事業部長は、「エンターテインメント産業におけるテクノロジーの重要性はますます高まっている」とし、「両社の事業力を合わせて、産業トレンドをリードしていく計画だ」と語った。


金聖模 mo@donga.com