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武漢コロナを知らせた女医が片目を失明

Posted January. 04, 2021 08:20,   

Updated January. 04, 2021 08:20

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中国当局の弾圧にもかかわらず、昨年初めに湖北省武漢で広がっていた新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の存在を世間に知らせた女医の艾芬さん(47)が、片目を失明したことが明らかになった。彼女の同僚で、新型コロナを最初に告発した眼科医の李文亮が昨年2月、新型コロナの感染で死亡したのに続き、艾芬まで失明したことを受け、良心的内部告発者の相次ぐ不幸を残念に思う声が高まっている。

3日、騰訊網などの中国メディアによると、武漢中心病院救急室主任の艾芬さんは最近、微博に動画を掲載して、「誤った手術で片目の視力を失った。視力を失ったため、現在病院に勤務できずにいる」と明らかにした。氏は、「私は常に楽観的で、楽天的に困難を克服する人だったが、視力を失ってから道を歩く時さえ誰かに助けてもらわなければならず、本当に大変だ」と吐露した。氏は、昨年5月、目の手術を受けたが、医療事故の影響で5カ月後、片方の視力を完全に失った。

氏は、武漢市で正体不明の肺炎が広がった2019年12月、武漢中心病院に重症急性呼吸器症候群(SARS)の症状と似た患者が相次いで入院したという情報を、病院医療陣のグループチャットルームに掲載した。李文良がこの知らせを医学部の同窓らと共有し、中国全域に「新型コロナ」の存在が知られた。中国人が李元亮を「笛を吹いた人」、艾芬を「笛を配った人」と称賛する理由だ。

当時、李文良は、「デマを流した」という理由で当局から処分を受けた。艾芬も最近まで、当局から「新型コロナ関連の対外発言をするな」と要求されていたと、台湾中央通信などが伝えた。


金祺容 kky@donga.com