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ベッド待ち中に相次ぐ死亡、医療崩壊を防ぐ対策はあるか

ベッド待ち中に相次ぐ死亡、医療崩壊を防ぐ対策はあるか

Posted December. 19, 2020 08:29,   

Updated December. 19, 2020 08:29


新型コロナの新規患者が毎日1000人以上殺到している中、感染後、ベッドを待つ途中死亡する事例が相次いでいる。京畿道富川(キョンギ・プチョン)の療養病院では、11日に感染判定を受けた70代や80代の患者3人が治療ベッドを待っていて、2〜5日後に死亡した。蔚山(ウルサン)では、17日に感染した90代の患者が、残りのベッドが一つもなく、治療病院に移送できないまま死亡した。ソウルでも60代の感染患者が3日間自宅でベッドが空くのを待っていて、15日に亡くなった。この患者の場合、無症候感染者に分類されたが、急に病状が悪化して対処が遅れたとはいえ、医療体系崩壊の兆しが現れるのは深刻なことだ。

現在、重症患者用ベッドは全国に40余りしか残っていない。1日の感染者の70%以上が首都圏で発生しているが、ソウル、京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)に残っている重症用ベッドは地域別に1つ、2つしかない。ソウルの場合、感染判定後、自宅待機中の患者が600人に迫る。京畿道(キョンギド)も、ベッドの割り当てを待つ患者が250人を超えている。

しかし、ベッド確保のテンポは遅い。全体ベッドの90%を占める民間病院の協力なしにはベッドを増やすことは難しいが、京畿平沢市(ピョンテクシ)の博愛病院と順天郷(スンチョンヒャン)の富川(プチョン)病院の他は、気軽に乗り出す病院がない。政府がコロナベッド運営への補償を適時に十分に行うだろうと信じていないためだという。大邱慶北(テグ・キョンブク)での第1次流行当時、ベッドを丸ごとコロナ患者に提供して、115日間死闘した大邱東山(トンサン)病院も、「コロナ病院」という烙印効果のため患者が減り、経営難に陥っている。政府は一日も早く、コロナ患者の診療報酬と補償を現実化し、民間病院の自主的参加を引き出さなければならない。

政府が苦労してベッドを確保した公共病院も、医療陣がおらず、貴重なベッドを利用できずにいる。コロナベッド120床を用意したソウル中央報勲病院は、医療陣の不足でベッドの半分だけを運営している。首都圏の臨時選別検査所の運営で検査需要まで急増し、医療陣の不足が深刻になっていることを受け、政府は史上初めて国軍看護士官学校の3、4年生まで動員することを決めた。来年は医学部学生たちの国家試験拒否でインターン2700人が足りない状況だが、政府は医療人材不足を解消する対策を用意しているのかきちんと説明しなければならない。