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ボブ・ディラン氏の600曲の著作権、米ユニバーサルが取得

ボブ・ディラン氏の600曲の著作権、米ユニバーサルが取得

Posted December. 09, 2020 08:48,   

Updated December. 09, 2020 08:48

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米国の伝説的なシンガーソングライターでノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン氏(79)が60年間創作してきた約600曲の楽曲の著作権を手放した。

 

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは7日(現地時間)、米音楽大手ユニバーサル・ミュージック・グループが、ディラン氏の曲の著作権を取得したと報じた。契約の詳しい内容は公開されていないが、米国の有力メディアは、買収額が2億~4億ドル(約2150億~4300億ウォン)にのぼると分析した。同紙は、「ストリーミング配信が定着し、楽曲の権利の所有や販売の価値が高まっている」と伝えた。楽曲1曲あたりの年間のロイヤリティの8~13倍水準だった価値が最近10~18倍に跳ね上がったという。

同紙は、ディラン氏がこれまで作曲した楽曲の価値はビートルズに匹敵すると評価した。ディラン氏は1962年のデビューアルバム後、39枚のアルバムを出し、世界で1億2500万枚以上が売れた。60年代初期「風に吹かれて」をはじめ詩的な歌詞のフォークソングを発表してスターダムにのし上がり、60年代中盤から「ライク・ア・ローリング・ストーン」のようなロックを発表し、88年にロックンロールの殿堂入りを果たした。2016年に歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞した。スウェーデン・アカデミーは当時、「偉大な米国の歌の伝統に新たな詩的表現を作り出した」と評価した。


キム・ギユン記者 pep@donga.com