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NCに初KS制覇をもたらしたナ・ソンボム、大リーグ進出に挑戦

NCに初KS制覇をもたらしたナ・ソンボム、大リーグ進出に挑戦

Posted November. 26, 2020 09:16,   

Updated November. 26, 2020 09:16


「ナ・ソンボムが、メジャーリーグ(MLB)進出を宣言する前にチームに良いプレゼントをしたいと言った」

2020年のKBOリーグ韓国シリーズ(KS)を控えて、イ・ドンウクNC監督は、こう語った。NCの創設メンバーで代表的なフランチャイズ・プレイヤーのナ・ソンボム外野手(31)は約束を守った。KSで打率.458、1本塁打、6打点と大活躍し、NC初のKS制覇をけん引したナ・ソンボムは、軽い気持ちでメジャーリーグ進出に挑戦する。ポスティング(非公開入札)システムを通じてメジャーリーグの扉を叩く。

市場も注目している。ナ・ソンボムは、いち早く柳賢振(リュ・ヒョンジン=33、トロント・ブルージェイズ)の契約を仕切った「スーパーエージェント」スコット・ボラス氏と手を組んでメジャーリーグ進出の意向を表明してきた。メジャーリーグの各球団もナ・ソンボムに関する基本情報を把握しているという。KSでも遺憾なく発揮されたナ・ソンボムの誠実さや勝負強さも高い評価を受けている。ソン・ジェウMBCスポーツプラス解説委員は、「新型コロナウィルスの影響で米国でマイナーリーグが開かれなかったため、球団としても米国の有望株の技量を確かめるのに限界があった。それに対して、公式戦を消化した韓国選手たちは高く評価されている可能性がある」と説明した。

今季に打率.324に34本塁打、112打点と完璧な活躍を見せたナ・ソンボムは精巧さに加えてパワーも備えているとの評価を受けている。ただ昨季の右膝の負傷と高い奪三振の割合などは弱点に挙げられる。ソン解説委員は、「もちろん契約の条件を無視するわけにはいかないが、できるだけ多くの出場機会を保証する球団を選ぶことが重要だ」と話した。

キウムのキム・ハソン遊撃手(25)への関心も熱い。とくに25日、キウムが韓国野球委員会(KBO)にキム・ハソンのポスティング公示を求め、大リーグ進出に向けた本格的な手続きに突入した。20代半ばという若い年齢と遊撃手の他にも二塁手、三塁手と複数のポジションを消化できることが強みだ。米国では5年4000万ドル(約443億ウォン)の契約になるだろうとの見方も出ている。テキサス・レンジャーズ、デトロイト・タイガーズなどが取り沙汰されている。


姜泓求 windup@donga.com