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ファウチ所長「90%効果のワクチン接種後もマスク着用は必要」

ファウチ所長「90%効果のワクチン接種後もマスク着用は必要」

Posted November. 17, 2020 08:36,   

Updated November. 17, 2020 08:36

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最近、米製薬会社・ファイザーとワクチンを共同開発しているドイツの製薬会社・バイオエンテックの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるウグル·サヒン氏は、「来年の冬頃には、私たちは普段の生活に戻ることができるだろう」という予測を出した。しかし、アンソニー・ファウチ米国立アレルギー感染症研究所所長は、ワクチンが普及されてもマスク着用などの防疫措置は継続しれなければならないと主張した。

サヒンCEOは15日(現地時間)、英BBC放送とのインタビューで、「計画に支障がなければ、ワクチンは今年末か来年初めに普及されるだろう」とし、「(来年)秋、冬が来る前に、必ずワクチン接種率を高めることが必要だ」と強調した。氏は、来年4月まで全世界に3億回分以上のワクチンを提供することを目指していると語った。

また、ファウチ所長は同日、米CNN放送とのインタビューで「来年の感謝祭やクリスマス頃には人が集まることがより安全になるだろうか」という質問には、「現在、私たちが直面している状況から一気に完全に正常に戻ることは難しいだろう。来年は数週間、数ヶ月間に渡って徐々に良くなっていくだろう」と答えた。

氏は、ワクチンを打っても、マスク着用などの防疫指針を守らなければならないと語った。ファウチ所長は、「ワクチンの開発が完了すれば、人々は防疫指針がなかった以前の生活に戻ることができるか」という質問に、「そうしないことを望む。保護されることができる領域を追加しておくことを願う」と答えた。続いて「一般大衆の90~95%に効き目があったとしても、あなたにとってどれほど効果的であるか分からない」とし、「ワクチンを打ったからといって、すべての公衆衛生のための措置を捨てないように願う」と述べた。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com