Go to contents

米大統領選D-1、暴力激化への懸念広がる

米大統領選D-1、暴力激化への懸念広がる

Posted November. 02, 2020 08:32,   

Updated November. 02, 2020 08:32

한국어

米大統領選が目前に迫り、大統領選を前後して暴力発生の可能性を懸念する声が強まっている。一部では開票が遅れる場合、「内戦」に発展する恐れがあるという見通しまで出ている。

テキサス州では先月30日(現地時間)、銃で武装したトランプ大統領支持者が、民主党の遊説バスを包囲した。この事件で、民主党は当初、オースティン近郊で行う予定だった集会を取り止めた。31日、ノースカロライナ州では大統領選への投票参加を呼びかけるデモ隊に向かって警察が催涙弾を発射し、数人を連行する事態が起こった。

 

米紙ワシントン・ポストは31日、「大統領選を控え、緊張が高まって暴動が起こる可能性への懸念と警告の声が強まっている」とし、「勝者がはっきり分からない状態で開票が遅れる場合、特にそうだ」と見通した。

フェイスブックなどのソーシャルメディアには、大統領選直後に暴動が拡大し、内戦状況になるといううわさまで急速に流れている。NBC放送は、米移民・関税執行局(ICE)と米税関・国境警備局(CBP)の職員が大統領選当日、ワシントンで発生しうる暴動に備えるよう指示を受けたと報じた。

31日、大統領選前の最後の週末を迎え、民主党大統領選候補のバイデン前副大統領は、オバマ前大統領と共にミシガン州フリントとデトロイトで選挙集会を行った。トランプ氏は同日、ペンシルバニア州だけで4ヵ所を回り、強行軍を続けた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com