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マスクを脱いで結婚式で踊った前大統領の家族

マスクを脱いで結婚式で踊った前大統領の家族

Posted August. 26, 2020 09:46,   

Updated August. 26, 2020 09:46

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世界的に新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の再拡散の兆しがはっきりしている中、各国の指導者が防疫をないがしろにする姿を見せて激しい批判を受けている。

23日、英紙ガーディアンによると、パラグアイのオラシオ・カルテス前大統領(64)は15日、娘の結婚式を盛大に行って批判を受けた。結婚式に出席したゲストがマスクを着用せずに、体を密着させたまま楽しくダンスをする動画が広がって議論が高まった。2013〜2018年に大統領を務めた彼は、最近マネーロンダリングと横領容疑で検察から取調べを受ける危機に置かれている状態で、さらに大きな批判を受けている。

パラグアイ政府は、新型コロナ事態の初期から感染者や疑惑者に対する厳格な自己隔離措置を実施した。警察も、防疫上注意を違反した市民にテーザー銃を使用したり、路上に腹ばいになって「二度と家を離れない」というスローガンを繰り返して叫ばせたりした。このような状況で、前大統領が防疫上注意を無視した事実が明らかになり、国民が憤っている。

オランダのウィレム=アレクサンダー国王(53)とマキシマ王妃(49)夫妻も最近、ギリシャのミロス島で休暇を楽しんで、苦しい立場に置かれた。マスクをつけない国王夫妻が、飲食店の従業員と寄り添って撮影した写真がソーシャルメディアに登場したからだ。オランダも、1.5メートルの厳しい社会的距離置き(ソーシャルディスタンス)を実施している。国王夫妻は24日、王室公式ツイッターに、「不注意だった。休暇でも防疫上注意を守らなければならなかった」という謝罪文を掲載した。

これとは対照的に、デンマークのメアリー皇太子妃(48)は、防疫指針を疎かにしたことを「みずから申告」して励ましを受けている。彼女は21日、インスタグラムに飛行機の中でマスクをつけた写真を掲載後、「陸、海、空のどこからでもマスク着用に慣れなければならない。最近カリブ海のグレナダ訪問当時、飛行機から降りるとすぐマスクをつけないまま握手をした」と明らかにした。さらに「防疫指針に基づいて、お互いを助けることがいかに重要であるかが分かった」と書いた。この掲示物には、ネットユーザーから4万件を超える「いいね」が寄せられた。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com