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カトリック殉教聖人103人が一堂に会する

カトリック殉教聖人103人が一堂に会する

Posted August. 20, 2020 08:28,   

Updated August. 20, 2020 08:28

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韓国カトリックにおける103人の殉教聖人の個別肖像画全体が初めて公開される。

カトリック司教会議文化芸術委員会(委員長=チャンボンフン司教)は、9月4〜27日、ソウル明洞(ミョンドン)大聖堂の入り口「ギャラリー1898」で、殉教聖人画の特別展「咲けよ、信仰の花」を開催する。金大建(キム・デゴン)神父をはじめとする103人は、1984年に韓国を訪れたヨハネ・パウロ2世によって列聖となった。司教会議によると、韓国カトリック教会200周年事業などがあり、26人の個別肖像画のみが制作された。

今回の展示のために、約60人の作家が3年余りをかけて聖女・イ・ガンナン・アガタ、聖イ・グァンリョル・ヨハネなど77人の肖像画を新たに製作した。アンベル司教とモバン神父など、パリ外国宣教会所属の10人の聖人画も見ることができる。これらの肖像画は、聖人画の特徴である丸い円形の後光がない。フランス現地で実物写真をもとに製作された肖像画の影印本を持ってきて、今回作業した。当時は、列聖前なので後光がないというのが司教会議の説明だ。

19日開かれた懇談会で文化芸術委員会総務のチョン・ウンモ神父は、「今回の作業は聖人画作業の終わりではなく、活性化の契機になるだろう」とし、「聖人画を通じて、信者たちがより身近に聖人たちの信仰と人生を見倣うことになることを願う」と語った。

聖人画作業の最大の課題は、聖人の容姿の記録が残っていないことだ。夫婦と姉妹、兄弟など家族全員が迫害の中で一緒に死亡した事例が多く、子孫がないことも多い。韓国カトリック美術家協会のアン・ビョンチョル会長は、「展示は己亥、丙午、丙寅迫害の動線で構成し、殉教時期によって肖像画を配置するが、家族の場合は隣接するようにした」とし、「新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散により展示会開催が困難になれば、オンライン公開も準備している」と明らかにした。

来月4日午前10時30分、同じ場所での新しい作品への祝福儀式に続き、ソウル大教区長である廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿、司教会議議長の金喜中(キム・ヒジュン)大司教、駐韓法王大使・アルフレッド・シュエレブ大司教などが参加する中、開幕式が開かれる。


金甲植 dunanworld@donga.com