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留学生や就業者は来月初めに中国入国が可能になる模様

留学生や就業者は来月初めに中国入国が可能になる模様

Posted July. 28, 2020 10:38,   

Updated July. 28, 2020 10:38

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中国で会社や学校に通わなければならない韓国人が、中国に入国できる道が開かれるとみられる。これまでは、中国政府が新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散を懸念して、外国人にビザを発給しなかったが、8月初めからビザ発給が可能になると予想される。

張夏成(チャン・ハソン)駐中韓国大使は27日、特派員との懇談会で、「中国が、韓国人留学生(Xビザ)と就業者(Zビザ)、ビザ申請の時点で有効な滞在許可証がある韓国人の3つのグループに対するビザ発給に合意した」と明らかにした。ビザ発給開始の時点は、8月初めになることが分かった。

張大使は、「今回のビザ発給再開は、中国政府が(新型コロナによって入国を禁止していた)全世界の多くの国々の中で韓国に対し初めて実施するものだ」とし、「新型コロナの拡散状況の中で、韓国に行って再び中国に復帰できていない同胞たちの問題を解決できるようになった」と語った。中国の韓人会などの試算によれば、会社員、留学生や滞在許可証所持者のうち、中国に再び入国していない韓国人は5万人以上と推定される。

中国行きの飛行機に乗るためには、出発前から5日以内に韓国駐在中国大使館が指定した医療機関で、新型コロナの核酸検査を受けなければならない。中国大使館にコロナ診断検査の陰性確認書を提出後、大使館で健康に異常がない状態の証明書を受けて航空機に搭乗する際に示さなければならない。中国に到着後は、中国の地方政府が指定した施設(ホテル)で14日間隔離されることになる。北京に入れば、さらに7日間の隔離をするのが原則だが、北京での自己隔離は緩和される可能性もある。

張大使は、ビザ発給が再開されれば、両国を行き来する航空便の需要が増えるだけに、航空便を増やす案も、中国政府と同時に協議していると明らかにした。現在、韓中間航空便の運航は、両国の国籍航空会社を全て含めて週20便となる。28日からは、大韓(テハン)航空が仁川(インチョン)と天津間の定期便運航を開始する。北京空港が開放されていない状態で、北京に最も近い都市・天津の空の道が開かれたことは大きな意味があると、大使館の関係者は説明した。


金祺容 kky@donga.com