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「私ほどの愛国者いない」 トランプ氏、マスク姿の写真を投稿 

「私ほどの愛国者いない」 トランプ氏、マスク姿の写真を投稿 

Posted July. 22, 2020 08:18,   

Updated July. 22, 2020 08:18

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トランプ米大統領が20日(現地時間)、ツイッターに初めてマスクを着用した写真を投稿し、マスク着用が「愛国的」な行為だと強調した。また、3ヵ月ぶりに「コロナ状況記者会見」を再開し、直接参加することを決めた。大統領選をわずか約100日後に控え、米国内の感染者が400万人に迫っている。新型コロナウイルスへの対応失敗の声が強まっていることを受け、態度を一変させたのだ。

トランプ氏は同日、ツイッターに、ウォルター・リード軍医療センター訪問の際、マスクを着用した写真と共に、「我々は『中国ウイルス』に勝つために団結している」と主張した。「他人と距離が取れない時、マスクの着用は愛国的だと多くの人が言っている」とし、「あなたが好きな大統領、私ほど愛国的な人物はいない」とも強調した。1月末、米国で新型コロナウイルスの感染者が発生して6ヵ月が経って、トランプ氏がマスクを着けた姿を直接ツイッターに投稿した。

 

CNNによると、参謀が「マスクに『米国を再び偉大に(MAGA・Make America Great Again)』といった大統領選キャンペーンのスローガンを入れよう」とアイディアを出し、数ヵ月間マスク着用を勧めたが、トランプ氏は無視してきた。しかし最近、ホワイトハウスで行われた再選戦略会議で、陣営参謀が、「内部的な数値でも大統領の新型コロナウイルスの対応を認めていないことは明らかだ」と問題を提起したことで態度を変えたという。最近の米紙ワシントン・ポストとABC放送の共同世論調査の結果、トランプ氏の新型コロナウイルスの対応が良いという回答は全体の38%にすぎなかった。3月51%、5月46%と下落傾向にある。統計サイト「ワールドメーター」によると、米国の感染者数は同日、6万2879人増加して396万1429人になった。死者数は14万3834人と集計された。

 

トランプ氏は3ヵ月間中断していたホワイトハウスの新型コロナウイルスのタスクフォース(TF)の記者会見にも再び参加する計画だ。トランプ氏は同日、記者団に対して、フロリダ州などの感染者の増加に触れ、「私たちがすべきことは、私が参加して記者会見を始めること」と強調した。また、「ワクチンや治療法に関する情報を大衆に伝える良い方法」とも述べた。記者会見は21日午後5時に再開される。トランプ氏は4月末、記者会見で、「殺菌剤の人体投与」という非科学的な提案をして批判世論が強まると、それ以降、記者会見の参加を見送った。

フロリダ州をはじめ感染者が急増している一部の州は、再び外出禁止措置を検討している。クイーンズやマンハッタン南部などニューヨーク市の一部地域で数百人の酒を飲んだ若者が道路を占拠して騒ぐ姿が報道されると、クオモ知事が「他人と距離を取ることを守らなければ経済活動再開の措置を撤回する可能性もある」と警告した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 ニューヨーク=ユ・ジェドン特派員 lightee@donga.com