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米国務省「韓国は数十年前すでにどちらにつくか選択した」

米国務省「韓国は数十年前すでにどちらにつくか選択した」

Posted June. 08, 2020 09:32,   

Updated June. 08, 2020 09:58

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米国務省が、「韓国は数十年前にすでに(米中の)どちらにつくか選択した」と論評した。李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使が、「韓国は米国と中国の間で選択できる国」と述べたことを受け、異例にも国務省が立場を表明したのだ。米中対立が続く状況で、韓国に米国への支持を迫る発言とみえる。 

5日(現地時間)、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)によると、米国務省報道官室関係者は李氏の発言について、「韓国が数十年前、権威主義を捨てて民主主義を受け入れた時、どちらにつくか選択した」と指摘した。また、「韓米同盟は強力で域内の平和と安定に欠かせない」とし、「ポンペオ国務長官が指摘したように米国は韓国の良きパートナーであり、新型コロナウイルス感染症に対する最近の両国の協力は、同盟の力を再確認させた」と付け加えた。
 
VOAは、「同盟国の政策や個別指針については該当政府に問うようにと答えてきた国務省が、外交当局者の発言を特定して具体的に論評したのは非常に異例」と分析した。「数十年前」とは、1953年の韓米相互防衛条約の締結を意味するようだと伝えた。この発言は、国務省が2日、「米国は、米国と中国のうち一方を選ぶことを国家に要求しない」と明らかにしたことからさらに進んで、韓国の選択は自明なことだと規定したと、VOAは報じた。

これに先立ち、李氏は3日、米中対立と関連して、「韓国が、米国と中国の間で選択を強要されるようになると憂慮する声もあるが、韓国は選択を強要される国ではなく、選択できる国家という自負心を持っている」と述べた。

チェ?ジソン記者 aurinko@donga.com