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米ニューヨーク州知事「なぜホーガン知事みたいに韓国診断キットの輸入を考えなかったのか」

米ニューヨーク州知事「なぜホーガン知事みたいに韓国診断キットの輸入を考えなかったのか」

Posted April. 23, 2020 08:09,   

Updated April. 23, 2020 08:09

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米最大新型コロナウイルス感染症被害地であるニューヨーク州を率いている野党民主党のアンドリュー・クオモ州知事(63)が、50万回の新型コロナウイルスの検査が可能な韓国産機器を購入した与党共和党のラリー・ホーガン・メリーランド州知事(64)を絶賛した。「パパはなぜああしなかったの?」と三人の娘から叱られたというエピソードも公開した。

クオモ知事は21日(現地時間)の定例記者会見で、「昨夜、自宅で三人の娘とホーガン知事に関するニュースを視聴した。娘たちが創造的で賢明な発想だと言いながら私を見たので、合わす顔がなかった」と語った。彼は、「ホーガン知事が私より優れている」とし、なぜ韓国から機器を購入することを考えなかったのか分からないと打ち明けた。21日基準のニューヨーク州の新型コロナウイルスの感染者と死者はそれぞれ25万人と1万4000人を突破した。ニューヨーク州も様々な検査機器を適時に確保できず、大きな困難を経験した。

「シングルパパ」であるクオモ知事は、ジョン・F・ケネディ元大統領の甥兼ロバート・ケネディ元司法長官の娘である人権活動家・ケリー(61)と、1990年から15年間結婚生活を営んだ。離婚後双子のマライアとカラー(25)、ミカエラ(23)の3人の娘を一人で育てた。

新型コロナウイルス事態後、ずっとドナルド・トランプ大統領と対立してきたクオモ知事は同日、ワシントンのホワイトハウスで大統領に会った。その後、彼はMSNBCに出演して、「面談は生産的なものだった。新型コロナウイルスの検査を現在の1日2万件から4万件に増やすために、連邦政府と協力することにした」と明らかにした。双方は新型コロナウイルスの局面で疎外された一般患者の世話をするために、連邦政府がニューヨークに派遣した海軍病院船「コンフォート」号を撤収することにも合意した。

ただ、クオモ知事は、連邦政府が各州に対してより多くの支援をしなければならないと指摘した。彼は、「50人の知事が皆ホーガン知事のように韓国産機器を購入する方法を講ずるより、連邦政府が支援を与えるほうが効果的だ」と強調した。

ホーガン知事も大統領批判に加わった。彼は、「韓国から来た移民第一世代の妻がいなければ、韓国産機器も購入できなかったのだろう」として、トランプ政権の電撃的な移民中止決定を批判した。トランプ大統領が自身の機器購入を「お金の無駄だ」と批判したことについても、「大統領が知事に命令した業務を遂行しても非難された」と不満を示した。


朴湧 parky@donga.com