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マンションの競売が3144件、3年5ヵ月ぶりの高水準

マンションの競売が3144件、3年5ヵ月ぶりの高水準

Posted May. 10, 2024 08:38,   

Updated May. 10, 2024 08:38

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先月、全国のマンション競売件数が3年5ヵ月ぶりに最も多かった。金利高が続き、融資を返済できなかった売り物が大量に競売にかけられためと分析される。ただ、落札率と落札価格率も上昇しており、市場回復への期待も慎重に出ている。

9日、競売・公売データ専門企業のジジオークションが発表した「4月の競売動向報告書」によると、先月のマンション進行件数は3144件で、前月(2663件)比18.1%増加した。これは2020年11月(3593件)以来、41ヵ月ぶりの最大値となる。落札率と落札価格率(鑑定価格比落札価格の割合)ともに増加傾向にある。落札率は40.6%で、前月(35.3%)より5.3%ポイント上昇し、落札価格率(85.1%→86.1%)も上昇した。

ソウルのマンションの競売件数も351件で、2015年以降8年10ヵ月ぶりに最も多かった。ソウルの落札率は45.3%で、前月(34.9%)比10ポイント以上上昇し、落札価格率は90.6%で前月(85.9%)比約5ポイント高くなった。競売は、一般的に売買市場に先行するものとして受け止められる。競売で落札率と落札価格率が上がれば、それだけ今後の市場状況が良くなるという期待が高いと見ることができる。ジジオークションの関係者は、「龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)や松坡区蚕室洞(ソンパグ・チャムシルドン)、永登浦区汝矣島洞(ヨンドゥンポグ・ヨイドドン)など再建築の期待のある地域の落札価格率が大きく上昇した」と説明した。

京畿(キョンギ、650件)と仁川(インチョン、217件)の競売進行件数も、それぞれ前月比12.7%と30.7%増えた。ただ、仁川の場合、弥鄒忽区(ミチュホルグ)の伝貰(チョンセ=住宅の賃貸保証金)詐欺被害のマンションが低価格で落札され、落札価格率が79.3%で前月(82.8%)より3.5%ポイント下落した。


オ・スンジュン記者 ohmygod@donga.com