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北朝鮮、短距離飛翔体で挑発

Posted March. 03, 2020 08:15,   

Updated March. 03, 2020 08:15

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北朝鮮が2日、江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)付近から短距離飛翔体2発を発射した。昨年11月28日、超大型放射砲を発射して以来95日ぶりであり、今年初めての挑発だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が3.1節記念式で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の南北保健協力を提案したことに対して、翌日に挑発で応えたのであり、非核化交渉に対する米国の前向きな態度を引き出すための示威とみられる。

合同参謀本部などによると、北朝鮮は2日午後12時37分頃、元山付近から短距離飛翔体2発を20秒間隔で続けて発射した。飛翔体は最高高度35キロで北東方向に240キロ飛翔し、東海(トンヘ・日本海)上に落ちた。韓米情報当局は、新型短距離弾道ミサイル(SRBM)の一種と見て分析している。

今回の挑発は、新型コロナ危機と米朝間の膠着局面を受けて体制結束の狙いがあるとみえる。軍関係者は、「先月28日の合同攻撃訓練の延長線で発射がなされたと見る」と述べた。鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長は同日、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官、徐薫(ソ・フン)国家情報院長らと緊急関係省庁長官会議を開いた。大統領府は、「北朝鮮が軍事的緊張を招く行動を取ったことに強い憂慮を示した」とし、「韓半島での軍事的緊張緩和の努力に役立たず、中止するよう求めた」と明らかにした。


申圭鎭 newjin@donga.com · 韓相準 alwaysj@donga.com