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アルバニア最悪の地震…欧州諸国が救助隊を派遣

アルバニア最悪の地震…欧州諸国が救助隊を派遣

Posted November. 28, 2019 15:23,   

Updated November. 28, 2019 15:23

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「今も私の娘と電話しています。アパートが崩壊して閉じ込められているんですが、まだ生きているので、早く助けてほしいと言いました」

バルカン半島に位置するアルバニアの海岸の町ドゥラスに住む40代の市民が、26日切実に助けを求めた。93年ぶりに最大規模の地震が発生したアルバニアでは、住民までが出て救助作業を行っていると、ロイター通信などが伝えた。同日午前3時54分頃、首都ティラナから北西に34キロ離れたところで発生したマグニチュード6.4規模の地震で、少なくとも23人が死亡し、650人が負傷したと集計された。地中海地震帯にあるアルバニアでは、二ヶ月前の9月もマグニチュード5.8の地震が起きた。地震が繰り返されたことで、建物を支える鉄骨構造が弱くなり、今回の地震で数百軒の建物が一気に崩れた。

救助隊員らは27日も、がれきに閉じ込められた生存者の救助作業を行った。住民たちも素手で石の山を片づけた。その過程で首都ティラナとスマナ地域で50人が救助された。震源地に近くて被害が大きかったスマナ地域を訪れたイリル・ メタ・アルバニア大統領は、「みんなで力を合わせてこの事態を克服しよう」と語り救助を促した。

他の欧州諸国も救助人材の支援に乗り出した。イタリア、ギリシャ、ルーマニア、セルビアなどは救助隊を派遣した。フランス、トルコは特殊部隊を派遣した。アルバニア政府は27日を「哀悼の日」と宣言し、弔旗を掲げた。ギリシャの地震学者エティミーオス・レカス氏は、英日刊紙ガーディアンとのインタビューで、「アルバニアは貧しい国なので、建物の老朽化などで状態が悪く、被害が大きかった」とし、「追加でマグニチュード5.9の余震が発生する可能性がある」と伝えた。


金潤鍾 zozo@donga.com