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米国務省、ロシアのKADIZ進入に「挑発的作戦」と警告

米国務省、ロシアのKADIZ進入に「挑発的作戦」と警告

Posted October. 24, 2019 08:27,   

Updated October. 24, 2019 08:27

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米国務省がロシア軍用機の韓国防空識別圏(KADIZ)への進入について「挑発的作戦」とし、ロシアのさらなる進入の試みを阻止すると明らかにした。

国務省は22日(現地時間)、報道機関の質問に答え、「米国は最近、ロシア航空機の挑発的な空軍作戦と関連して、同盟国である韓国を支持する。今回の事件をめぐって韓国と緊密に連絡を取っている」と明らかにした。そして、「私たちは状況を注目しており、域内を不安定にするロシアのさらなる試みを阻止する」とし、ロシアに警告メッセージを送った。「同盟国を防衛するという米国の約束は揺るぎない」という点も強調した。

韓国とロシア軍当局は23日、ソウル龍山区(ヨンサンク)の合同参謀本部庁舎で、合同軍事委員会を開いた。24日まで行われる非公開会議で双方は偶発的な衝突を防止するために防空識別圏に接近する航空機の飛行情報を交換するホットライン開通の問題について議論する。

昨年8月、両国軍は空軍間のホットライン設置に合意し、同年11月にMOU文案の協議を終えた。その後、進展がなかったが、今年7月23日にロシア軍用機(A-50早期警報機)の独島(ドクト、日本名・竹島)領空侵犯事件が外交問題に飛び火すると、緊急協力体系構築の必要性に共感し、協議を再開したと、軍は説明した。

韓国軍は会議で、前日(22日)のロシア軍用機6機のKADIZ無断進入に対して強く抗議し、再発防止を求めたという。軍消息筋は、「ロシアはホットラインの必要性に対しては共感するが、KADIZをはじめ他国の防空識別圏は認められないという立場だ」と伝えた。韓ロ合同軍事委は、両国間の偶発的軍事衝突の防止と軍事交流および友好協力の増進に向けて毎年開催される協議体だ。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 ユン・サンホ記者 lightee@donga.com