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北朝鮮、SLBM発射で安保理招集に反発

北朝鮮、SLBM発射で安保理招集に反発

Posted October. 09, 2019 08:34,   

Updated October. 09, 2019 08:34

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北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使が、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射をめぐって8日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で安全保障理事会会議が開かれるこ戸を受けて強く反発した。

AP通信やロイターなどによると、金氏は7日「危険な試みを決して座視しない。英国、フランス、ドイツの不純な動きの背後に米国がいることはよく分かっている」とし、米国を背後だと指摘した。金氏は、「米国とその追従者は安保理で我々の自衛的措置の問題を提起することが主権防衛に対する我々の欲求をさらに刺激するということを肝に銘じなければならない」と主張した。金氏は追加ミサイル実験についての質問に、「今後、我々が何をするか注意深く観察してほしい」と述べた。ただ、「別のミサイル発射を意味するのではない」と付け加えた。

 

北朝鮮の弾道ミサイル発射は、国連安保理決議違反に当たる。北朝鮮が敏感に反応するのは、ストックホルム協議決裂後も米朝対話のひもを放さずに、安保理追加制裁の可能性を事前に遮断する狙いがあるとみえる。

米国のロバート・ウッド軍縮大使は同日、国連での記者会見で、「米国は北朝鮮の最終的で完全な非核化に全面的に専念している」とし、「ストックホルム(米朝実務)協議は良い対話だった。私たちは2週間後の協議に参加する準備ができている」と述べた。

李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和協議本部長は、ストックホルム非核化実務協議の情報共有および韓米協議に向けてワシントンを訪れた。李氏は空港で取材陣に「(米朝)双方が、対話が続く可能性を残した。開始は常に大変だが、作っていくことも重要だ」と強調した。

 

トランプ米大統領は、会談決裂後、3日が経っても何の発言もしていない。ワシントンの外交安保専門家らは、対北朝鮮政策の失敗の可能性も指摘している。平和研究所(USIP)のフランク・オム上級研究員は、「北朝鮮と米国双方が相手の譲歩だけを待つ『チキン ゲーム』をしている」と指摘した。


ニューヨーク=パク・ヨン特派員 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 parky@donga.com · lightee@donga.com