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日本、独島上空での衝突時に戦闘機出撃の可能性示唆

日本、独島上空での衝突時に戦闘機出撃の可能性示唆

Posted September. 28, 2019 09:19,   

Updated September. 28, 2019 09:19

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日本政府が2019年版防衛白書で、再び独島(トクト=日本名・竹島)の領有権を主張した。独島領空で衝突が起こる場合、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させる可能性も示唆した。

日本政府は27日、閣議を開き、2019年版防衛白書「日本の防衛」を決定した。白書は、「竹島は日本固有の領土」という主張を含めた。05年以来15年間連続だ。

白書は、「領空侵犯に備えた警戒と緊急発進」の章で、「領空侵犯のおそれのある航空機を発見した場合には、戦闘機などを緊急発進(スクランブル)させ、その航空機の状況を確認し、必要に応じて、その行動を監視」すると説明した。さらに、中国とロシアの爆撃機が7月に、韓国防空識別圏(KADIZ)に無断進入し、韓国戦闘機がロシア機に警告射撃した事実に触れ、「日本は領空侵害をしたロシア政府と警告射撃をした韓国政府に対して、外交ルートで抗議した」とした。当時日本政府は東シナ海に出現した中国爆撃機に緊急発進したが、白書では独島に対しても類似の事態が起こった時、領空侵犯と見なして戦闘機を緊急発進できる可能性を示唆した。

国防部と外交部は同日、それぞれ駐韓日本大使館関係者を呼んだ。軍は、「大韓民国の固有の領土である独島領有権を傷つけるいかなる試みに対しても、強く対応すると日本に明らかにした」と述べた。外交部も駐韓日本大使館総括公使代理を呼び、強く抗議した。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 ユン・サンホ記者 lovesong@donga.com