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「寄付は祝福」、KAISTに100億ウォンの土地を寄付した夫婦

「寄付は祝福」、KAISTに100億ウォンの土地を寄付した夫婦

Posted July. 04, 2019 09:28,   

Updated July. 04, 2019 09:28

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クァク・ソンヒョン韓国リンカーン協会理事長(74)とキム・チョルホ氏のIIPAC調整仲裁センター会長(69)夫婦が、KAISTに100億ウォン台の不動産を寄付すると約束した。

3日、KAISTによると、同日、大田(テジョン)の本院で行われた学校発展基金の約定式で、クァク理事長夫妻は、京畿城南市盆唐区亭子洞(キョンギ・ソンナムシ・ブンダング・チョンジャドン)の約33万平方メートル(10万坪)の土地を学校側に寄付すると発表した。この土地は、保全緑地に属するが、盆唐ソウル大学病院と近く、一部開発ができるので100億ウォン以上の価値があると試算されると、学校側は伝えた。

クァク理事長は、2003年に亡くなった父親の郭明德(クァク・ミョンドク)元弁護士協会長と今年5月にこの世を去った母親のハン・ジャヨン元テヤン産業開発代表からこの土地を受け継いだ。クァク理事長の父親は数十年前、この地はあまり使い道がなかったが、「子供の教育のためにすぐにお金が必要だ」という農民たちの気の毒な事情を聞いて購入したことが分かった。クァク理事長は、この日の約定式で、「長期的な視点で社会に還元する方法について考え抜いた末、寄付約定を決心した。KAISTはグローバル価値を創出する世界的な大学に成長してほしい」と話した。

クァク理事長は梨花(イファ)女子大学音楽部を卒業後、米ノースウェスタン大学で法学修士号を取得。「誰にでも悪意を持たずに接し、すべての人たちに施し、正しいことについては確固たるべきだ」というエイブラハム・リンカーン米第6代大統領の精神に共感して、2017年4月、韓国リンカーン協会を設立した。クァク理事長は、リンカーン協会を通じて対立と紛争を調整し、寛容と和解の価値を伝える求心体の役割を果たしている。

夫のキム会長は、ソウル大学外交学科と米コロンビア大法学専門大学院を卒業後、弁護士として活動している。KAIST知識大学院責任教授と法律顧問も務めた。キム会長は、「私たちが今回、土地を出したのは寄付ではなく、(良いことが行える)祝福だと思う」と語った。申成澈(シン・ソンチョル)KAIST総長は約定式で、「寄贈された敷地に教育と研究、技術事業化が融合した『三重らせん型企業家精神大学」のキャンパスを造成し、第4次産業革命時代の希望の前進基地にしたい」と明らかにした。


池明勳 mhjee@donga.com