
バスケットボール男子韓国代表チームが2019国際バスケット連盟(FIBA)ワールドカップに向けて本格始動した。
キム・サンシク監督(写真)率いる韓国代表チームは3日の午前10時、ソウル松坡区(ソンパグ)にある大韓民国バスケットボール連盟に集結し、忠清北道(チュンチョンブクト)にある鎮川(チンチョン)選手村に向かい、8月31日に中国武漢で開幕するFIBAワールドカップに備えた合宿を実施する。
この日、予備エントリー24人のうち16人が集まる予定だったが、膝の負傷でリハビリ中のオ・セグン(32=KGC)と基礎軍事訓練を控えているチョン・ヒョグン(24=電子ランド)、個人的な事情で遅れて合流するラ・ゴンア(30=現代モービス)を除いた13人が初日の練習に合流した。
FIBAランキング32位の韓国は今大会B組に入り、アルゼンチン(5位)、ロシア(10位)、ナイジェリア(33位)と対戦する。男子韓国代表は1994年のカナダ大会で3勝を挙げて以来、勝利がない。25年ぶりの本大会勝利を飾るための現実的な相手は、FIBAランキングで1ランク下のナイジェリアと見られている。代表チームの主将イ・ジョンヒョン(32=KCC)は「ナイジェリアも選手たちの身体能力が優れているので容易い相手ではない。練習を通して組織力をどこまで仕上げられるかがカギとなる」と話した。
代表チームは7月11日に台湾で開催されるウィリアム・ジョーンズカップを通じて戦力強化を図る。ジョーンズカップは1977年から台湾の台北市で毎年開催される親善大会。昨年は許栽(ホ・ジェ)監督が率いる韓国代表チームは、同大会3位に入った。キム・サンシク監督は、「ジョーンズカップが終わったら、ワールドカップに出る12人を選んで大会の準備に臨む考えだ」と話した。
キム監督は、「モーションオフェンス」の強化を目標に掲げた。モーションフェンスとは、コートの上の5人の選手が得点ポジションに縛られることなく、有機的に動きながらチャンスを生み出す攻撃戦法だ。そのためには、スクリーンプレーに積極的に加担する「走るビックマン」の役割が重要だ。207センチの長身に運動能力が高く評価されるキム・ジョンギュ(28=DB)は、「戦力差があるので簡単ではないと思うけど、大会までに最大限に息を合わせて組織的なバスケができれば、勝算は十分ある」と語った。
チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com