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ソウルからKTXに乗って「江陵端午祭」に行ってみませんか

ソウルからKTXに乗って「江陵端午祭」に行ってみませんか

Posted May. 31, 2019 09:56,   

Updated May. 31, 2019 09:58

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端午を控え、江原江陵(カンウォン・カンルン)の人たちは米を集める。その米で酒を造りながら家庭の平安と健康を願う。家ごとに心を集めたので、今年の一年も平安になるだろうという期待が込められている。今年は5659世帯が米を集めて、9日酒を造った。大関嶺(テグァンリョン)山神に捧げる神酒だ。神酒づくりは江陵端午祭の序幕を知らせる重要なイベントだ。さらに19日に大関嶺山神祭りと國師城隍祭が行われたことで、江陵端午祭の熱気は盛り上がった。

1000年間続いてきた最も韓国的な祭りである江陵端午祭は、来月3~10日、南大川(ナムデチョン)の会場と都心のあちこちで開かれる。江陵端午祭は、全国最大規模の亂場をはじめ、国指定文化財行事、民俗遊び、端午体験村など14分野で72件のプログラム、約120件の公演が繰り広げられる。ユネスコ人類無形文化遺産である江陵端午祭の今年のテーマは「過ぎた千年、受け継いでいく千年」。伝統的原型を継承しながらも、世界に向けた時代の流れを込めて、新しい千年を引き継いでいくという意志が込められている。

今年の江陵端午祭は、都心に拡大した。「小さな公園会場・ダン」では、人形劇中心の公演が繰り広げられ、ウォルファ通りでは毎日ユニークなバスキング公演が続く。今年初めて登場する「端午ウェルカムショップ」は、割引イベントとプレゼント提供、ボトルウォーター、携帯電話の充電サービスをはじめとする様々な便宜を提供する店だ。管内の約150件の店が参加して、都心の中の端午市の役割を果たす。

江陵駅に800台以上が収容可能な臨時駐車場が用意され、駐車難も解消されるとみられる。臨時駐車場の利用は端午祭の期間中は無料だ。江陵駅の2番出口の前では、端午市までを往復するシャトルバスに乗ることができる。毎日午前10時から午後9時まで20分置きで運行する。

首都圏市民のための江陵端午祭の汽車旅行商品も出た。来月7日と8日、ソウル清涼里(チョンリャンリ)駅からKTXで江陵に来て、安木(アンモク)コーヒー通りとバタブチェギル、烏竹軒のような主要観光スポットや江陵端午祭を見て回る旅だ。昼食と交通費、入場料などを含めて、1人当たり5万~5万5000ウォンとなっている。

江陵端午祭は見どころが多く、さまざまな公演と体験日程を熟知していくのがいい。このうち愛の物語を描いたパントマイム「官奴仮面劇」は欠かせない見物と言える。端午グッと江陵方言コンテスト、企画公演「皆で遊ぼう」、サムルノリ競演などは、見逃せば後悔するプログラムだ。詳しい日程やイベント内容は、江陵端午祭委員会のホームページで確認できる。

キム・ドンチャン江陵端午祭委員会委員長は、「今年はこれまで以上に多様な試みと変化のある江陵端午祭に出会える」とし、「伝統と現代を網羅して活気を吹き込む祭りになれるように万全の準備を終えた」と明らかにした。


李仁模 imlee@donga.com