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ハンガリーで遊覧船転覆、韓国人7人死亡

ハンガリーで遊覧船転覆、韓国人7人死亡

Posted May. 31, 2019 09:57,   

Updated May. 31, 2019 09:57

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ハンガリーの首都ブダペストで、韓国人観光客らを乗せた遊覧船が転覆し、韓国人7人と現地人1人の8人が死亡した。外交部やハンガリーATVなど現地メディアによると、30日午前9時(韓国時間30日午後4時)現在、7人が救助され、20人は行方不明だ。

外交部や外信によると、29日午後9時5分頃(韓国時間30日午前4時5分頃)、ブダペストのドナウ川で運航していた遊覧船「Hableány」が、国会議事堂とセーチェーニ鎖橋の間で大型クルーズ船と衝突し、沈没した。事故の遊覧船は1時間の運航を終えて戻る途中に事故に遭ったという。特に、外交部は事故の記者会見で、「現地公館によると、搭乗者がライフジャケットを着用していなかったことが確認された」とし、「(ライフジャケット未着用が)現地の慣行と承知しているが、調査で確認する」と明らかにした。外交部によると、遊覧船には韓国人33人と現地乗務員2人の計35人が乗っていた。韓国人搭乗者のうち30人は観光客で、3人は観光ガイドと確認された。

搭乗観光客は、国内旅行代理店「本当に良い旅行」を通じて今月25日から来月2日までの日程で、ハンガリーを含む東欧4ヵ国を旅行中だった。旅行代理店側は、「事故船舶に家族単位の観光客9チームが乗った」と伝えた。現在まで死亡者および行方不明者の具体的な身元は把握されていない。死亡者には70歳以上の高齢者1人、10歳以下の子ども1人が含まれたと伝えられた。外交部は、救助された乗客7人のうち3人は退院し、1人は退院予定だと明らかにした。

 

ハンガリーの消防および警察当局は、ドナウ川付近での救助船以外のすべての船舶の運航を禁止し、救助活動を行っている。しかし、事故当日から降った雨のため救助が難航していると現地メディアは伝えた。ハンガリー災害管理局は29日、現場に消防隊員約100人とレイダースキャンなどの特殊装備を投じたと発表した。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は30日、事故の報告を受け、ハンガリー現地に対応チームを派遣し、救助活動に尽力するよう指示した。外交部は同日午後、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官を含む対応チームが現地に出発したと明らかにした。康氏は、ハンガリー外交部など政府関係者と交渉し、韓国人行方不明者の救助活動を支援する。同日、崔奎植(チェ・キュシク)駐ハンガリー大使は画像対策会議で、「ハンガリー当局が30日、水中に沈没した遊覧船を引き揚げると明らかにした」と伝えた。


董正民 ditto@donga.com · 丘佳仁 comedy9@donga.com