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柳賢振が93球でメジャー2度目の完封勝ち、「怪物」は無慈悲だった 

柳賢振が93球でメジャー2度目の完封勝ち、「怪物」は無慈悲だった 

Posted May. 09, 2019 08:58,   

Updated May. 09, 2019 08:58

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4万7337人が埋め尽くしたスタンドはどよめいた。試合終了までアウト一つを残している状況で、起立拍手を送り始めた。観衆の視線は、9回までマウンドで無欠点の投球を披露した一人に集中した。この日、異例にも2度も起立して拍手を送るほど印象的な投球だった。

柳賢振(リュ・ヒョンジン=32、ロサンゼルス・ドジャース)が8日、ロサンゼルスの本拠ドジャーススタジアムで行われたアトランタ・ブレーブス戦で9回4安打6奪三振無失点の完璧な投球で今季4勝目(1敗)を挙げた。2013年5月29日のロサンゼルス・エンゼルス戦以来2170日ぶりとなるメジャーリーグ2度目の完封勝利だ。アトランタを相手に公式戦初勝利を挙げることで、2013年のメジャーデビュー以来6年ぶりにナショナルリーグの全球団(ドジャースを除く14チーム)を相手に勝利を記録した。この日も四球を許さず、連続四死球記録を30と3分の1イニングに伸ばした。防御率は2.03まで下げた。ナ・リーグのチーム打率1位(.265)のアトランタの強打線を相手にした完璧な勝利だった。

ドジャース投手が完封勝ちを挙げたのは2016年5月24日にシンシナティ・レッズを相手したクレイトン・カーショー以来の3年ぶりだ。柳賢振は、「米国に両親が来ていて、妻もいるし友達も来ている。多くの方がいつも応援してくれている」と言い、「今日は母の誕生日なので良いプレゼントができた」と笑顔で語った。記念すべき「親の日」になった。

直前の試合までメジャーリーグでホームで最も強い投手(2018~2019シーズン、防御率1.45)の名声に相応しく、柳賢振は序盤からキレの良い投球を披露した。

先頭打者オジー・アルビーズにボール一つでアウトを取った柳賢振は、5回まで安打と四球を与えないパーフェクト投球を見せた。それまでにフルカウントを4度迎えたが、3三振と凡打1つで危機を脱した。。

6回表に先頭タイラー・フラワーズに投げた球速117キロのボールが左前安打となり、パーフェクト投球は止まった。打球を捕球しようと体を伸ばした三塁手ジャスティン・ターナーは地面を叩きながら悔しがったが、5回まで無欠点投球を披露した柳賢振に観衆は立ち上がって拍手を送った。柳賢振は、「パーフェクト記録は全く気にしていなかった。初安打を打たれた時も、何とも思わなかった。早く忘れた」と語った。


金培中 wanted@donga.com