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トランプ氏、「追加の非核化交渉では『正しい取引』が必要」

トランプ氏、「追加の非核化交渉では『正しい取引』が必要」

Posted April. 08, 2019 08:29,   

Updated April. 08, 2019 08:29

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トランプ米大統領は6日(現地時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との良い関係を繰り返し強調し、追加の非核化交渉で「正しい取引(right deal)」が必要だというメッセージも発信した。

トランプ氏は同日、ネバダ州ラスベガスで開かれた共和党ユダヤ人連合(RJC)の定例行事での演説で、「私たちは北朝鮮とうまくつきあっている。金正恩氏ととても良い関係だ」とし、このように話した。そして、「私が就任した時、北朝鮮はロケットと核実験をし、多くのことが起きていた」とし、韓半島で危機が高まった2017年当時の状況を想起させた。さらにトランプ氏は、「一度の交渉では退出しなければならなかった。それは正しい取引になれなかった」と説明した。

トランプ氏が明らかにした「正しい取引」と関連して読売新聞は、トランプ氏がハノイでの米朝首脳会談で2つの要求事項と3つの補償策を含む5項目の合意文草案を提示したと報じた。一つ目の要求は非核化で、△非核化の定義、△凍結措置、△申告および検証措置の3つの細部項目で構成されている。二つ目の要求は、北朝鮮内の米軍兵士の遺骨発掘作業の開始だったという。

北朝鮮がこの要求を受け入れる場合、補償策としてトランプ氏は、△韓国戦争の終戦宣言、△米朝相互の連絡事務所の設置、△北朝鮮に対する経済支援を提案した。終戦宣言と連絡事務所の設置は、「北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)核施設を完全に廃棄した時」と釘をさし、経済支援は「北朝鮮が完全な非核化を実現した時」という条件をつけた。

これに対して金正恩氏は顔をこわばらせて、「一方的な非核化を要求する米国の主張は受け入れ難い」と反発し、会談が物別れに終わったと、同紙は伝えた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 東京=パク・ヒョンジュン特派員 lightee@donga.com