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映画「自転車王・嚴福童」のチョン・ジフン、「ブレーキのない昔の自転車でNGが出ても一周しなければならない」

映画「自転車王・嚴福童」のチョン・ジフン、「ブレーキのない昔の自転車でNGが出ても一周しなければならない」

Posted February. 25, 2019 07:45,   

Updated February. 25, 2019 07:45

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俳優のチョン・ジフン(37)にとって、27日に公開する「自転車王・嚴福童(オム・ボクドン)」は誠実なアクション映画だった。「スピードレーサー」(2008年)、「忍者アサシン」(2009年)などのアクション経験が少なくない彼も、暑い夏一日に9時間ずつでこぼこの土道の上で自転車で走り回ることは容易ではなかった。太ももが裂けるほど500メートルのトラックを1万回以上も回った。彼は、「戦うアクションは呼吸を合わせる楽しみもあるが、昔の自転車はブレーキもなく、NGが出ても運動場を一周しなければならなかった。今では自転車すら見たくない」と笑った。

「自転車王…」は、日本植民地時代に全朝鮮自転車大会で朝鮮人では初めて優勝した実在人物・嚴福童のことを扱っている。史料が足りず、ディテールについて悩んだ。田舎の水商人だった嚴福童を表現するために、彼はしょいこを担いで通った自分の父親を思い出してよろよろ歩いた。汗がたくさん出て、ゴム靴を脱いで足に水をまくことも父のノウハウだった。

何よりも、舞台での「ピ」のイメージを消すことが最も重要だった。彼は「むしろ(嚴福童が)ダサかったので良かった。最大限ダサいな(?)姿のために歯磨きでもしないかと悩んだこともある」と話した。一緒に出演した俳優のイ・ボムスが台本を与えて出演を勧めたが、彼は嚴福童を見て、2002年ワールドカップ当時の安貞桓(アン・ジョンファン)と朴智星(パク・ジソン)を思い出したという。

「3・1運動100周年を迎えて、朝鮮人たちの英雄だったが、歴史ではスポットライトを当てられなかった人物を扱うこと自体に意味を置きました」

2017年に撮影に入った「自転車王…」は、完成まで紆余曲折が多かった。監督が中途離脱して再合流し、嚴福童が自転車窃盗容疑で投獄されていた事実が知らされて論議が起こった。彼は「雑音が多かったが、俳優、スタッフ共にそれぞれ自分の立場で最善を尽くしたので満足している」と意に介さなかった。

彼は2017年、俳優の金泰希(キム・テヒ)と結婚して娘を持つパパになった。20代に踊っていたダンスを続けることは容易ではないが、歌謡界に残りたいと語った。今年末に新しいアルバムとコンサート活動も予定されている。主演ばかり演じてきた彼も、脇役やカメオなど、さまざまな役割に欲を出す。

「コメディや悪役など、これまでの自分のイメージとは全く異なる役割に挑戦したいと思います」


申圭鎭 newjin@donga.com