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決勝日本戦を控えサッカー代表、5度目の王者に向けて油断なし

決勝日本戦を控えサッカー代表、5度目の王者に向けて油断なし

Posted August. 31, 2018 08:20,   

Updated August. 31, 2018 08:20

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「僕たちが準備した通りに試合をすれば、日本くらい軽く勝つと思いますね」

4年前、アジアサッカー連盟(AFC)16歳以下選手権では、日本との準々決勝を控えた李承佑(イ・スンウ=20、ベローナ)の挑発的なインタビューが話題を呼んだ。負けたり、試合内容が振るわなかった場合は、厳しい批判に晒されることになる宿敵日本戦だったが、10代だった李承佑に不安感はなかった。試合に出場した李承佑は、自分の実力を遺憾なく発揮した。ハーフライン前から60メートルをドリブルしてDF3人とGKまで交わしてはゴールを決めるなど2得点を挙げて韓国の2-0勝利をけん引した。

それから4年が過ぎた2018年。ジャカルタ・パレンバンアジア大会に参加した李承佑は、もう一度日本を撃沈させる準備をしている。サッカーU23男子代表は来月1日の夕方8時30分、インドネシアのジャワバラット州ボゴール県にあるパカンサリ・スタジアムで日本と決勝を戦う。韓国が日本を破れば、アジア大会通算5度目の優勝を飾ることになる。

今大会は、序盤に風邪と高熱に悩まされるなど本調子でなかった李承佑だが、イランとの決勝トーナメント1回戦で今大会初得点を挙げてから、調子を取り戻し始めた。29日のベトナムとの準決勝では敏しょうな動きを生かして2ゴールを奪い、韓国に3-1勝利をもたらした。ハン・ジュンヒKBS解説委員は、「李承佑は、狭いスペースで相手守備を崩す突破力とクリエイティブなプレーが強みだ。韓国の攻撃が行き詰まりを見せたとき、驚きのゴールを生み出せる選手だ」と称賛した。海外のビッグクラブもアジア大会で大活躍している李承佑に関心を示している。スペインの「スポルト」は、「李承佑が、イタリアの名門クラブACミランなどから注目を浴びている。アジア大会が李承佑の能力を証明するショーケースになっている」と報じた。

通算2度目の日本戦を控えている李承佑は、「僕たちは決勝を戦うためにインドネシアに来た。全選手が心を一つにして、最後の一戦をしっかり準備したい」と意気込みを語った。

韓国代表チームは、是が非でも日本に勝たなければならないという使命感に満ち溢れている。DFキム・ミンジェ(全北)は、「決勝で日本に負ければ、帰国する飛行機から飛び降りなければならないといったジョークを選手同士ではしたりしている。日本には、無条件勝たなければならない」と話した。主将の孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)は、後輩たちにメンタルの準備を呼びかけた。孫興民は、ベトナム戦後にロッカールームで「俺たちで新しい歴史を作ろうぜ。しっかり休んで、しっかり回復してから、決勝に臨んで相手をぶっ潰そう」と奮起を促した。


鄭允喆 trigger@donga.com