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10年ぶりに戻ってきたロマンスコメディ「マンマ・ミーア2」

10年ぶりに戻ってきたロマンスコメディ「マンマ・ミーア2」

Posted July. 27, 2018 09:46,   

Updated July. 27, 2018 09:46

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上映の間、椅子に静かに座っていることは難しい。音がしないように指を少し動かして歌を聴いていても、「ダンシングクィーン」で肩が揺れる。2008年に上映され、興行収益が6億ドル(約6720億ウォン)を超え、国内でも457万人が観た映画「マンマ・ミーア!」の続編が10年ぶりにやって来た。

映画は、ドナ(メリル・ストリープ)が大学を卒業した1979年から始まる。若き日のドナ(リリー・ジェームズ)がピカピカのブーツと派手な服を着て踊るシーンから楽しくなる。その後、ドナがギリシャの島に行き、3人の男性に会うストーリーが展開する。

娘ソフィ(アマンダ・サイフリッド)が母親の夢を叶えるためにホテル「ベラ・ドナ」を改装して、オープンする直前。2人の話が交差してドナの夢に集中するかと思うと、ある地点に向かって母娘を結びつける。子供を産む神秘な過程だ。

ドナは友達も恋人も皆離れた後、妊娠を知ることになる。島の人々の助けを得て出産しなければならないが、幸せだと歌う。ソフィも自分が妊娠したことを知り、「ママに近づいた」と言うシーンで感動は頂点に達する。

ABBAの伝説的な名曲が際立つ。前作にも使われた曲を活用するが、飽きは感じられない。ドナの友達ロージー(ジュリー・ウォルターズ)とターニャー(クリスティーン・バランスキー)のコミカルな会話も愉快だ。2人はソフィに、「君が輝くことをしろ」と言う。映画では親世代と子供世代のいずれも輝く。ソフィの祖母としてシェールが出演し、フェルナンド(アンディ・ガルシア)と歌うシーンも楽しみだ。

「アバウト・タイム」と「ラブ・アクチュアリー」を演出し、「ノッティングヒルの恋人」の脚本を書いたリチャード・カーティスが脚本に参加した。コリン・ファース、ピアース・ブロスナン、ステラン・スカルスガルドなど前作の出演陣も登場し、前作のロマンティックで愉快なムードを最大値に引き上げた。そのお陰か上映初日から世界25ヵ国のボックスオフィス1位になり、3日で制作費7500万ドル(約840億ウォン)を回収し、損益分岐点を越えた。世代を越える音楽と母娘をつなぐ話、熱い日差しの下で繰り広げられる美しい風景が国内の観客もひきつけるか期待される。8月8日上映。★★★★(★5個で満点)


金民 kimmin@donga.com