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ハマナスの実を加工した白翎島の健康飲料、抗酸化物質がブルーベリーの4倍

ハマナスの実を加工した白翎島の健康飲料、抗酸化物質がブルーベリーの4倍

Posted December. 27, 2017 09:26,   

Updated December. 27, 2017 09:41

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西海(ソヘ)の最北端の島である仁川甕津郡白翎島(インチョン・オンジングン・ペクリョンド)のチンチョンソルゲ地区の干拓地(31万平方メートル)には、ススキが広々と広がっている。その中で菜の花やそば、麦、チューリップ、ヒマワリ、コスモスが群落をなしている。近くの大青島(テジョンド)で自生する椿と海風によく育つハマナスの団地も造成されている。チンチョンソルゲ地区は、最高の自然景観を誇る。風の吹く野原に色とりどりの植物が自生している。海水の出入りする大型淡水湖と数十キロの農業用水路に沿ってトゥレ道も作られる。甕津郡はチンチョンソルゲ地区のハマナス団地(計10ha)を利用した地域農業の特性化事業を推進している。今年は第1段階として5haを開発したのに続き、来年初めは5haを追加造成してハマナス5万本を植えることになる。

甕津郡のハマナスは特別である。含有成分を調べたところ、カルシウムがキウイの5倍、ビタミンがヤマブドウより1.5倍も多い。体内の活性酸素を無害な物質に変える抗酸化物質「ポリフェノール」成分は、ブルーベリーより3.9倍も高いことが分かった。

郡は来年、韓国食品研究院と一緒にハマナスを利用した機能性健康飲料を発売する。白翎島の30軒あまりの農家が営農法人を作って、干拓地でハマナスを育てる。ハマナス団地から車で5分ほど離れた白翎面南浦里(ナムポリ)には432平方メートルの「白翎島農・特産物加工支援センター」が最近建設された。食品の安全性を保証する食品危害要素重点管理基準(HACCP)の認証を受けた加工室と洗浄室、搾汁機、ろ過機、貯蔵タンク、包装機などの設備を備えている。ここで、来年秋から収穫するハマナスの実(写真)で初めて健康飲料を作る。

このハマナスの健康飲料は、pHと糖度を適正に維持し、レモンと紅茶の香りを適切に配合する。甕津郡はハマナス飲料の製造法の特許を先月出願した。



朴喜梯 min07@donga.com