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原油流出事故で真っ黒になった海が…見どころ食べどころ満載の「光と氷の天国」に変身

原油流出事故で真っ黒になった海が…見どころ食べどころ満載の「光と氷の天国」に変身

Posted December. 19, 2017 09:06,   

Updated December. 19, 2017 09:17

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2007年12月7日、忠清南道(チュンチョンナムド)の冬の海が真っ黒に変わった。タンカー「ハーベイスピリット」から漏れた原油1万2547キロリットルが海と白い砂浜を覆った。ちょうど10年後、西海(ソヘ)の黒い悪夢は消えた。忠清南道の魅力を存分に楽しむことのできる様々な祭りが順番に開かれる。美しい自然と先端技術を組み合わせた異色観光も初披露される。

●LEDをちりばめた海岸公園

2002年と2009年に国際花博覧会が開かれた忠清南道泰安郡安眠島(テアングン・アンミョンド)にあるコッチ海岸公園が、光の天国に生まれ変わる。18日忠清南道によると、(株)ネイチャー農業会社法人は22日、ここに11万4263平方メートル規模の「コリアフラワーパーク」をオープンする。松や椿、西海の日没と数多い発光ダイオード(LED)の照明が調和をなした光の世界である。「ルミナリエの道」と所々に設置された「サーチライトゾーン」で、新しい光の祭りを楽しむことができる。家族や恋人に心を伝える「ラブビレッジ」と「プロポーズビレッジ」、子供のための「キッズビレッジ」など8つのテーマで構成された。年中運営し。入場料は9000ウォン(青少年7000ウォン)。日没後にオープンして、午後11時まで運営する。

今、西海はトリガイと牡蠣が旬だ。コッチ海水浴場とその周辺の入り江、車で30~40分の距離にある洪城郡宮里(ホンソングン・クンリ)入江と南塘港(ナムダンハン)で楽しむことができる。肉のついた貝は、ネギ、ニンニク、昆布、いわしなどで作ったスープで軽くゆでた後、唐辛子酢味噌やわさび醤油につけて食べるしゃぶしゃぶがいい。

●「マッドの天国」のわけある変身

夏にマッド・フェスティバルが開かれた忠清南道保寧市(ボリョンシ)にある大川(テチョン)海水浴場は、今年の冬、「愛と告白」をテーマにした冬の海の愛のフェスティバルが開かれる。今年初披露する祭りである。23日から来年1月1日までに開かれる。事前申請により恋人50組を募集した後、プロポーズイベントとクリスマスイブの公演を用意する。また、希望ツリーと愛のポスト、雪だるまのフォトゾーンなどの常設体験行事と、冬の海でのバスキング、様々なパフォーマンス公演も開かれる。マッドの広場には、屋外スケート場も作られた。入り日とロマンを一緒に楽しむことができる。

大川海水浴場から車で30分ほどかかる川北面長隱里(チョンブクミョン・ジャンウンリ)では、牡蠣焼きと牡蠣蒸しが人気である。この他、牡蠣ご飯に牡蠣うどん、牡蠣チヂミと一緒に大根の水キムチと牡蠣で調理した牡蠣の刺身も逸品である。

●「アルプス」で楽しむ氷祭り

23日、忠清南道青陽郡定山面天庄里(チョンヤングン・ジョンサンミョン・チョンジャンリ)にあるアルプス村で、氷の噴水祭りが始まる。来年2月18日までに開かれる。祭りの期間中、村全体が「冬の王国」に変わる。多くの氷彫刻やボブスレー、そり、ジップトレック、牛馬車など、家族連れの体験プログラムが盛りだくさんである。氷の上に積まれてできた巨大な氷の噴水と鍾乳石のようにできたつららも異色である。近くの長谷寺(チャンゴクサ)と七甲山(チルガブサン)道立公園の周辺には、山菜定食やチョングクジャン(韓国風納豆)、おぼろ豆腐などの伝統的グルメが多い。

忠清南道のイ・チャンギュ文化体育観光局長は、「保寧と泰安地域は異色祭りが始まったことで、アクティビティーと見物、食べ物の『3拍子』がそろっている。見物も多く、食べ物も多いので、後悔しない選択になるだろう」と話した。



李基鎭 doyoce@donga.com