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若くなった日本の韓流ファン…10、20代が半数以上

若くなった日本の韓流ファン…10、20代が半数以上

Posted May. 22, 2017 08:40,   

Updated May. 22, 2017 08:41

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「あっ、MONSTA Xだ、やばい~」

20日午後、東京近郊の千葉のイベント会場「幕張メッセ」で開かれた韓流総合フェスティバル「KCON 2017 JAPAN」の現場。

出演陣が登場するたびに歓呼し、音楽に合わせて体を揺らす汐田朱里さん(19)は、同年齢の友人、藤崎彩さんと前日九州から来た。MONSTA Xのファンという彼女たちは、韓流スターにはまった理由について「かっこ良くて洗練している。ツイッターを通じてファンを家族のように大切にしてくれる」と話した。

 

東京から来たという制服姿の高校2年生の2人は、名前を尋ねると手を横に振った。お小遣いをためてコンサートのチケットを手に入れた。GOT7のファンだと言いい、「パフォーマンスがかっこ良い」と話した。

19~21日毎日、夕方のコンサートには、Apink、BTOB、CNBLUE、GOT7、MONSTA X、GFRIEND、Block B、K.willなどが出演した。1日のチケットが1万1900円(約12万ウォン)と高額だが、3日間のチケットが完売した。

主催したCJ E&Mは、2012年から米国や欧州、アジアを回ってKCONを開き、韓流拡大に貢献してきた。2015年以降、3回目の日本のコンサートも、毎年、開催日数と出演チームを増やしている。昨年とがらりと変わったのは、10、20代が半数以上を占めるほど観客が若くなったという点だ。彼らは、ぎこちない日韓関係に関係なく韓国に愛情と好奇心を示しており、日本国内の韓流の将来に明るい見通しを投げかける。

コンサートに先立ち午前10時から開場したコンベンションの展示場には、参加者が韓国のライフスタイルを総合的に経験できるようKポップ、Kフード、韓服、ハングル、Kビューティーなどの多彩なプログラムが用意された。参加者は、韓国料理を味わい、メイクアップを習い、また、カバーダンスのコンテスト会場で一緒に踊って歌い、韓国文化を満喫した。

また、50の中小企業のブースも設けられ、販売戦や輸出相談会も行われた。江原道(カンウォンド)と韓国観光公社は、「2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪観光広報ブース」を設置した。観光公社ブースで資料を探していた矢沢さん(43)は、「政府が韓国旅行を注意しろと言うので先送りにしているが、本当に行きたい。行っても別に問題はないですか」と尋ねてきた。

3日間のコンサートの来場客は4万8500人と集計された。KCONを総括したCJ E&Mのシン・ヒョングァン音楽コンテンツ部門長は、「韓流は音楽、ドラマを越えて料理、ハングルなど韓国のライフスタイル全体に広がっている」とし、「今後も韓国文化が世界の主流文化に跳躍するよう貢献する」と意気込みを見せた。



徐永娥 sya@donga.com