スマートフォンの中毒性の高い小学生の交通事故の危険性が、そうでない児童の4倍以上であることが分かった。
現代(ヒョンデ)海上交通気候環境研究所は、ソウル市の小学生1533人と保護者1260人を対象にアンケートを行った結果、小学生回答者の55%(842人)がスマートフォンを使っていることが分かったと、4日明らかにした。スマートフォンユーザーの26.1%が道を歩きながらスマートフォンを使用した経験があり、これにより、事故にあうところだったという回答は31.4%だった。スマートフォンを使用しない児童(23.1%)より8.3%ポイントも高い数値だ。
スマートフォンを持つ小学生842人の普段のスマートフォン使用量と交通事故の危険性との相関関係を分析した結果、スマートフォンの中毒性の高い児童の事故の危険性は38.9%で、スマートフォンの使用頻度の低い児童ら(9.4%)の4倍以上だった。スマートフォンの使用度は、家族と会話するとき、食事をするとき、テレビを見るとき、寝る直前にスマートフォンをどれほど使うかを測定した。
特にポケモンGOなど、最近流行している拡張現実(AR)ゲームが小学生らの事故リスクを高める要因として指摘された。スマートフォンでARゲームをやったことのある児童143人の70%以上が、道を歩いたり、走りながらゲームをしたと答えた。回答者の19%は、これにより信号を無視して道を横断したことがあると答えた。
現代海上交通気候環境研究所のパク・ソンジェ先任研究員は、「通信会社や関連業界で歩行中のスマートフォン利用をブロックするアプリを開発するなど、全体的な対策作りが急がれる」と話した。
周愛眞 jaj@donga.com