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オバマ大統領の素顔

Posted October. 05, 2016 09:08,   

Updated October. 05, 2016 09:21

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「オバマ政府の以前はインスタグラムはありませんでした。大統領の任期が終るまで待つ必要なく、私の写真を見せることができる手段ができました」

来年退任を控えた米国のオバマ大統領の専属カメラマン、ピート・ソウザ氏(62)は最近、CNNとのインタビューで、「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)時代のホワイトハウスのカメラマンとして大衆と意思疎通できる機会が多くなってうれしい」としてこのように話した。1980年代当時、レーガン大統領のカメラマンも務めたソウザ氏は、2005年からオバマ上院議員の写真を撮り始めた。

 

8年近くオバマ大統領の一挙手一投足をカメラに収めて残した写真だけで200万枚にのぼるソウザ氏の写真が定期的に掲載されるホワイトハウス公式のインスタグラムのフォロワーは260万人、彼の個人的なインスタグラムのアカウントフォロワーは48万5000人だ。

ホワイトハウスでソウザ氏ほどオバマ大統領のプライベートに近づける人はいない。ソウザ氏は、「状況室や執務室でなく娘と一緒にいたり週末に時間を過ごす姿は(他人は)見ることが難しい」とし、「記録担当者としてオバマ大統領の様々な姿を見ることができるのは私だけ」と話した。2011年、米時事週刊誌「ニュー・リパブリック」は、このような特権を享受するソウザ氏を「有名ではないが、首都ワシントンで強い力を持つ人々」の1人に選定した。ソウザ氏が撮った大統領の写真が「大統領に対する大衆の認識形成に重要な役割をする」ということだ。

ソウザ氏が撮った最も有名な場面は、2009年5月に撮影されたもので、子供のために腰をかがめたオバマ大統領の姿だ。当時オバマ大統領は、「(大統領の)髪の毛が私の髪の毛と全く同じか触ってみたい」という前ホワイトハウス国家安全保障委員会(NSC)職員の息子の5才の黒人の子供の要請に、腰を90度かがめた。大統領が子供の前で権威を下ろして喜んで腰をかがめる姿に人々は感動した。ソウザ氏によると、この場面は「ホワイトハウス職員が最も好む写真」になった。

オバマ大統領が、ホワイトハウスの清掃夫と。グータッチの挨拶をする姿が撮られた2009年12月の写真は、オバマ大統領の「クールなイメージ」を大衆に刻印させるのに一役買った。2011年5月、状況室でオサマ・ビンラディン射殺作戦をヒラリー・クリントン国務長官(当時)など閣僚とともに生中継で見守る姿は、オバマ大統領の真剣な様子を映し出した。最近では、オバマ大統領が、ホワイトハウスを訪問した2016リオ五輪の米国女子柔道の選手たちと共に滑稽に足を撮った写真がインスタグラムに掲載され、「いいね」の数が7万3000を超えた。



한기재기자 ハン・ギジェ記者 record@donga.com